会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

富士通が決算開示ミス、予定時刻前にHP掲載 株価反応(ロイターより)

富士通が決算開示ミス、予定時刻前にHP掲載 株価反応

富士通が、予定時刻よりも早く決算内容をウェブサイトに掲載してしまったという記事。

「富士通(6702.T)は30日、午後3時に発表予定だった決算情報午前10時24分から11時03分までの間、ホームページで公開されていたことを明らかにした。社内の指摘を受け、情報を削除。東証に報告後に発表時間を繰り上げ、午後0時半に開示した。」

気をつけましょう。

ついでに、発表された決算は・・・

「4─6月期(国際会計基準)の営業損益は273億円の赤字(前年同期は72億円の黒字)だった。ネットワークプロダクトやパソコンの減収の影響に加え、米ドルに対してユーロ安・円安が進行したことで、欧州や国内拠点でドル建ての部材調達コストが上昇したことなどが響いた。」

注意!決算開示で企業のミスが相次いでいる
頻発すれば市場に「疑心暗鬼」も
(東洋経済)(ロイターからの転載)

「・・・こうしたミスは、日本企業の決算発表における問題点を図らずも浮き彫りにしている。日本企業の多くは、今でも午後3時に場が引けてから重要情報である決算を発表する。

しかし、迅速な情報開示という点から、かい離しているとの批判も多い。「日本企業の決算という重要材料をホームである日本の市場が、先に消化できないのは問題」(大手証券トレーダー)という。」
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