悪質な投資ファンドの横行で、証券監視委員会の監督が追い付いていないという記事。
「登録・届け出されたファンドは現在約4000社に上り、業務停止や登録取り消しの行政処分を受けた業者は11件にとどまるが、監視委関係者は「業者が多過ぎて検査が追いつかないのが現状」と指摘する。「検査後に社名を変えて違う商売を始める業者もいる。手を替え品を替え利益をむさぼる手口に注意が必要」という。悪質なケースは警察当局が詐欺事件として摘発することもある。
無登録業者による被害も相次ぐ。昨年7月、全国の2万人から総額100億円超を集めたとみられる札幌市の無登録ファンドが、契約と異なって配当を滞らせた上、出資金も返還していないとして、北海道警が捜索に乗り出した。元会員ら100人超が損害賠償を求めて係争中だ。
国内に無登録業者がどれだけ存在するかのデータはない。限られた人員の監視委は無登録業者を調査したことはないが、金融商品取引法の改正に伴い、6月8日からは全国の財務局も検査できることになった。」
そのうち、米国のマドフ事件に匹敵するような事件が起こるかも・・・
ともかく、会計士がいかがわしいファンドに関与することのないよう期待します。
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