会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

上場2社も関与 東芝子会社の架空取引(時事より)

上場2社も関与 東芝子会社の架空取引

東芝が、先日、疑惑があると発表した子会社の架空循環取引に、他の上場会社2社も関わっていたという記事。

「東芝の子会社「東芝ITサービス」(川崎市)で約200億円の架空売り上げがあった問題で、東証1部上場のネットワンシステムズと日鉄ソリューションズが取引に関与していたことが22日、分かった。書類のみで売り上げを計上する「循環取引」が少なくとも3社の間で行われていたことになる。

関係者によると、ネットワンから東芝子会社が購入した機器を日鉄ソリューションズへ納入したことになっていたが、実際には納品は行われていなかった。」

ネットワンシステムズと日鉄ソリューションズは、東芝より先に、不正疑惑を公表しています。東芝が公表遅れということになります。

架空循環取引の輪が、上場会社(グループ会社含む)の間で、拡がっているのでしょうか。

当サイトの関連記事(東芝の発表)
その2(他の2社の発表)

東芝子会社の架空取引で浮かんだ「循環取引」って何?(日経ビジネス)

「東芝ではこれまで高い目標達成を求める「チャレンジ」などが不適切な会計の温床になったとして、ガバナンスを抜本的に見直してきた経緯がある。にもかかわらず、なぜ子会社が売上高を大きく見せる手法である循環取引に手を染めることになったのか。東証1部復帰に向けた準備を進めている最中であるだけに、いっそう本格的な理由の解明が急がれる。」

「東証1部復帰に向けた準備を進めている最中」だからこそ、公表が遅れたのでは。
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