大学入学共通テストから、「簿記・会計」がなくなるという記事。大学入試センターが今年3月にそのような方針を発表したそうです。
「共通1次試験時代の1985年に始まり、大学入試センター試験、大学入学共通テストでも続いてきた「簿記・会計」の出題が、2024年1月実施の共通テストを最後になくなる見通しとなった。受験者数が少ないことが理由の一つだという。」
「今年1月に実施された初の共通テストの受験者数は、全体で約48万4千人。「簿記・会計」は受験者が約1300人と少なく、廃止の対象に選ばれた。科目再編によって衣替えされたり統合されたりする科目もあるなか、純粋な廃止は「簿記・会計」だけだった。
全国の約1370校が加盟する全国商業高校長協会の林修理事長は「簿記・会計が共通テストにあることが商業高校のアピールの一つだった。共通テストがますます普通科の生徒向けの試験になっていく」と残念がる。廃止が今後正式に決まった場合、各大学に対し、民間の簿記検定試験の成績を利用した選抜を行うよう求めていくという。」
平成 30 年告示高等学校学習指導要領に対応した令和7年度大学入学共通テストからの出題教科・科目について (大学入試センター)
「専門学科に関する科目
「簿記・会計」及び「情報関係基礎」については,出題しない。
(検討の考え方)
『簿記・会計』及び『情報関係基礎』については,現行の大学入学共通テストでは,『数学Ⅱ』及び『数学Ⅱ・数学B』を含む4科目のうちから1科目を選択することとされている。今回,数学のグループ②としては,大学・学部によっては数学に関するより広範な素養が求められることから,『数学Ⅱ,数学B,数学C』を出題することとし,『数学Ⅱ』,『簿記・会計』及び『情報関係基礎』については,出題しない。」
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