会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「サイバーエージェントの資料」はなぜ美しいのか?(現代ビジネスより)

「サイバーエージェントの資料」はなぜ美しいのか?思わず読みたくなるデザインの「秘密」

サイバーエージェントの統合報告書の(中身というより)デザインを取り上げた記事。

同社のIR・SR室 ディレクターの人が書いています。

「2015年から掲げている「クリエイティブで勝負する」という会社のミッションステートメントの通り、シンプルで洗練されたデザインとテキストで「サイバーエージェントらしさ」を表現している。制作は、原稿作成からデザインまで全て内製しており、IR部署とクリエイティブ部署でチームを組んで遂行する。

毎年テーマを決めて制作をスタートするが、2020年のテーマは「ニューノーマル」に決定。「絵に落とし込みやすいかどうか」をテーマ決めの基準にしているが、制作開始した時期の世の中の状況と自社の状況を鑑みてすぐに決まった。

そしてコロナ禍、ペーパーレスという世の中の状況を鑑み、「印刷しない統合報告書」としてPDFで縦にスクロールして見られるフォーマットを採用し、それ自体が「ニューノーマル」な仕上がりになった。」

目次や図の作り方にも工夫が凝らされているそうです。

「コーポレートガナバンス」「リスクと機会」など文字が多くなるページについては...

「通常、文字要素ありきでデザインを組むところ、これらのページの制作は、原稿担当者は伝えたい情報をもとに文章を書き、デザイナーは読みやすさを優先してアウトラインのデザインを制作することを同時並行で別々に行ってみた。

それぞれ出来上がったものを組み合わせてみたところ、最初は「非常に長い文章」と「余白が多いデザイン」だったことから、デザインの中に文章がおさまりきらず、ページ数が多くなりすぎてしまった。

そこで、原稿担当者は文章を必要最低限にそぎ落とし、当初の約半分のボリュームに編集。デザイナーも文章を多く入れてもキレイに見えるフォーマットにデザインを修正し、お互いに調整を行った。

そして再度組み合わせてみた時には、予定していたページ数に収まっただけではなく、読みやすいページに仕上げることができた。」
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