会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

住宅ローン「フラット35」、無届け賃貸・目的外転用など違反56件…会計検査院が指摘(読売より)

住宅ローン「フラット35」、無届け賃貸・目的外転用など違反56件…会計検査院が指摘

会計検査院が、住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35」における契約違反を指摘したという記事。

「検査院は今回、17~18年度の融資7100件を抽出し、機構に調査させる形で検査した。その結果、無届けで他人に賃貸していたケースが45件に上り、事務所など目的外に転用した違反も11件あった。機構は違反者にローンの一括返済を求めるなどの対応を取った。」

1%弱に契約違反があったことになります。全数調べるべきでしょう。「20年度末時点で残るローンは約80万件(残高約18兆円)」とのことですから、全然カバーしていません。住宅金融支援機構に調べさせたというのも生ぬるいと思います。検査院が、一部でも自分で調べるべきでしょう。

住宅ローン「フラット35」融資 不適切利用18億円余 会計検査院(NHK)(動画あり)

「フラット35」不適切利用計19億円 融資物件に居住せず(日経)(記事冒頭のみ)

会計検査院の検査結果に係る住宅金融支援機構の対応について(住宅金融支援機構)

フラット35は投資目的にはご利用いただけない旨、あらゆる機会を通じて注意喚起を行い、フラット35を適正にご利用いただけるよう対応して参ります。」

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