金融庁・経済産業省・環境省は、「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」を、2021年5月7日に公表しました。
全部で20ページ弱の報告書です。
詳しくは、案の公表時の当サイト記事をご覧ください。ただし、コメント対応(+海外)で修正されている箇所もあるようです。
(概要より)
会議資料として、修正履歴つきの指針が示されています。
↓
「トランジション・ファイナンス環境整備検討会」(第3回)議事次第(金融庁)
こちらのプレスリリースの方が少しわかりやすいようです。
↓
「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」を策定しました(経済産業省)
「本基本指針は、黎明期にあるクライメート・トランジション・ファイナンスを普及させ、トランジション・ファイナンスと名付けて資金調達を行う際の信頼性を確保することで、特に排出削減困難なセクターにおけるトランジションへの資金調達手段として、その地位を確立し、より多くの資金の導入による我が国の2050年カーボンニュートラルの実現とパリ協定の実現への貢献を目的としています。
トランジション・ファイナンスは資金調達を必要とする個別プロジェクト(資金充当対象)のみに着目するのではなく、脱炭素に向けた事業者の「トランジション戦略」やその戦略を実践する信頼性、透明性を総合的に判断するものです。
グリーンボンド原則等を公表しているICMAが令和2年12月に公表した「クライメート・トランジション・ファイナンス・ハンドブック」(以下、ハンドブック)が示す4要素(①トランジション戦略とガバナンス、②ビジネスにおける環境面のマテリアリティ(重要度) 、③科学的根拠のある戦略、④実施の透明性)に基づき、開示に関する論点、開示事項・補足、独立したレビューに関する事項を記載しています。ICMAは、本基本原則のハンドブックとの整合性を歓迎すると表明しています。」
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