一般社団法人全日本吹奏楽連盟の事務局長ら2人が、1億5000万円余りを不正に受け取っていたという記事。
「一般社団法人全日本吹奏楽連盟によりますと、いずれも男性の50代の事務局長と40代の事務局次長の2人が、去年までの9年余りにわたって、給与や賞与に上乗せする形で合わせて1億5200万円を不正に受け取っていたということです。
税務申告とは別に、理事会などに報告された決算書では、上乗せ分はコンクールの会場費や楽譜の制作費などに付け替えて計上されていたということで、2人は27日付けで懲戒解雇されました。」
この2人は、理事長の承認を受けていた反論しているそうです。しかし、他の費目に仮装して払っていたというだけでも不正でしょう。
1億5200万円を不正受給か 全日本吹奏楽連盟が事務局長ら懲戒解雇(産経)
「連盟によると、事務局長が会計責任者を務め、平成22年4月から昨年12月までの間、自身と事務局次長の給与、賞与を上乗せ。伝票を偽造し、理事会などに報告する決算書類では上乗せ分をコンクールの会場費や課題曲の楽譜制作費として計上していたという。」
こちらは社会福祉法人の不正疑惑(当サイトでも以前取り上げました)の裁判の記事。
社会福祉法人元役員11人に1億8400万円の損害賠償求め提訴 創業者一族に不正な利益供与(神戸新聞)
「同法人は前理事長の父が設立。訴状などによると、同会は2011年以降、前理事長の父や親族らの企業が所有する土地や建物5カ所に、不動産鑑定評価額を最大3・3倍上回る賃料を支払い、約9400万円の不正な利益を与えたと指摘。また、親族企業と架空の施設管理や宿直の業務委託契約を結ぶなどして、約5500万円を不正に支出したとした。」
関連当事者取引の不正ということになるのでしょう。
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