不正処理が二〇〇四年度から三年半で三十二億七千九百万円に上ったとする調査結果を真柄建設が発表したという記事。
「説明によると、不正処理は大阪支店の百二十六件の工事で判明し、不正処理額は、昨年末に発表した約十二億円より二十億円余り膨らんだ。実際は赤字受注なのに利益が出ているように見せかけるため、工事の原価(費用)を別の工事に付け替えたり、帳簿に計上しないなど、複数の手法が使われた。
多くは大阪支店の工事契約、現場担当者らが不正処理を行い、当時の道昭支店長が直接指示したケースはわずかだった。だが、当時専務で建築本部長も兼ねていた同支店長はノルマに厳しく、支店内で悪い報告をできない「異常な状態」があったのが、不正の根本原因であるとした。」
不正の手口としては、原価の付け替えや未計上という、工事進行基準への対応以前の単純なものです。それより、記事でふれている不正の根本原因の方が重要かもしれません。
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