(逮捕時に当サイトでも取り上げましたが)海外の法人への架空手数料などで所得を隠す手口を指南していた元税理士が、起訴されたという記事。
「××被告は、税理士だった当時、大阪・北区の不動産会社、「レオン都市開発」の元社長に脱税の手口を指南し、平成28年までの3年間にシンガポールなどの海外の法人に架空の手数料などを支払ったように装って所得を少なく見せかけ、法人税などおよそ3300万円を脱税したとして法人税法違反などの罪に問われています。
また、大阪・中央区の別の不動産会社、「For Realize」の元社長にも手口を指南し、法人税などおよそ3400万円を脱税した罪でも起訴されました。」
脱税指南した相手の会社は全国で十数社にのぼるそうです。
元税理士を起訴 海外循環で6700万円を脱税か 大阪地検特捜部(朝日)
「裁判資料などによると、××容疑者らが海外に準備した会社に元社長が経費名目で送金し、大半を元社長のペーパーカンパニーに移動した後、現金を引き出すなどして国内に持ち帰っていたという。特捜部は、××容疑者が、こうした脱税スキームを考案、提供するグループの中心的役割を担っていたとみている。」
同姓同名でなければ、この記事で取り上げられている税理士と同じ人でしょう。
純資産1億円以上の大金持ちが海外投資へ(2012年)(日刊SPA)
「シンガポールを拠点に国際税理士として活躍する××××氏。バブル期に始めた株式投資をきっかけに、ヘッジファンドやミューチュアルファンドなどで資産を増やし、現在の総資産は数億円に達するという。××氏は、海外事業の進出や国際金融投資のトータルサポートを行うほか、ロサンゼルスとラスベガスの不動産投資のコンサルティング・仲介も行っており、海外の不動産事情にめっぽう強い。」
「××××氏・税理士。世界最大の会計事務所プライスウォーターハウスクーパースなどを経て、世界8位BakerTillyグループの一員であるBTJ税理士法人のシンガポール事務所駐在パートナーに。」
この時点では、資産もあり、あぶない橋を渡らなければいけないほど困っているようには見えませんが...