有償ストックオプションの会計処理でもめているという記事。
「東芝の不適切会計でコンサル部門が“悪知恵”をつけ、金融庁に睨まれている監査法人大手トーマツが、今度は有償ストックオプションの会計処理変更で暗躍している。発行した上場企業は2011年以降、東証1部だけで110社、新興市場まで含めると延べ約500社に及ぶが、変更が実現すると過去の決算修正を一斉に迫られて大混乱になりかねない。...」
記事全文が手元にないので「暴走」なのかどうかなどについてコメントはできませんが、会計処理が不明確というのであれば、企業会計基準委員会(ASBJ)がさっさと検討すればよいのでは。ASBJは企業側の影響力が強い(少なくとも外部からはそのように見える)ので、企業に不利な取り扱いは決められない(検討すらできない)のかもしれませんが、そうであれば、企業会計の監督機関である金融庁が、会計処理検討の必要性を指摘して、タイムリーにやらせるべきです。
(すでにASBJで検討は始めているようですが、タイミングが遅いのでは)
なお、有名な山口弁護士のブログで取り上げていますので、興味のある方はどうぞ。
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有償ストックオプションの会計処理問題-会計基準によって「事実」は作られる?
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