米国公認会計士協会が、(米国)公認会計士に限定したインターネット・ドメイン「.cpa」を開始したという記事。
この新しいトップ・レベル・ドメインに登録できるのは、ライセンスのある公認会計士事務所と個人の公認会計士だけとのことです(個人会計士は来年から)。
Today, the AICPA and CPA.com are launching .cpa, a restricted Internet domain exclusively for the CPA profession.
Only licensed CPA firms and – starting next year – individual CPAs will be able to sign up for the new top-level domain, a term that refers to the last letters of an email address or website name (most commonly .com).
会計専門職にとっての新しいドメイン「.cpa」の利点は...
The new .cpa domain has several advantages for the profession:
It allows better, more focused branding ブランディング強化
It provides better security and resistance to Internet fraud セキュリティ強化とインターネット上の不正に対する抵抗力強化
It promotes greater trust in firms’ online interactions with clients and the public 会計事務所と顧客や一般公衆との間のオンラインでのやりとりにおける信頼の強化
It demonstrates that firms are progressive and professional in the digital sphere デジタル分野において、その事務所が先進的であり、プロフェッショナルであることを示す
一般的には、誰でも登録できる「.com」が使われているようですが、登録者を限定したドメインを使うことによって、セキュリティを向上させ、情報漏洩、フィッシング詐欺、ランサムウェア攻撃などを防止するという狙いが大きいようです。
A recent Ponemon Institute survey found that 57% of small businesses reported instances of phishing or social engineering attacks in the past 12 months, many tied to fraudulent look-alike or spoofed domain addresses. For CPAs entrusted with sensitive client data, it goes without saying that a data breach, ransomware demand or other malicious attack could be devastating.
説明動画
https://www.youtube.com/watch?v=GID483Y4Brk&feature=youtu.be
残念ながら、米国の公認会計士事務所・公認会計士に限定されているようです。たぶん、日本人でも、米国公認会計士のライセンスを受けている人は、利用可能なのでしょう。
以前のJofAの記事によると、AICPAは他の国際的なCPA団体と協力して、「.cpa」ドメインを管理するとのことでしたが、どうなるのでしょう。セキュリティ重視であれば、あやしい国のあやしい会計士事務所と同じドメインというのは避けたいところでしょうが...。
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