有限責任監査法人トーマツが、企業のリスクマネジメントに関する調査(2015年版)を公表したというプレスリリース。
調査対象が、トーマツが開催したセミナーの出席者とのことなので、サンプル抽出方法は信頼性にかけますが、参考にはなるでしょう。
「優先すべきリスクは、「海外拠点の運営に係るリスク」が前回から20%弱増の46%で全体トップとなった。4割を超えたのは当該設問を設けた2006年から初めて。2位となった「子会社ガバナンスに係るリスク」(44%)や「海外企業買収後の事業統合リスク」(19%)、「海外取引に係るリスク(現地との調整)」(18%)も、前回比で大きく増加した。これは、近年のM&Aを含めた海外進出の急拡大が背景にあるものと考える。結果として業種や規模を問わず、海外関連のリスクを認識する企業が急増するに至った。一方で、情報漏えいや、災害対策の不備といった、過去2年間上位であったリスクは順位を下げている。特に災害対策の不備のランク下降は著しく、東日本大震災の記憶の風化が懸念される。」
東日本大震災の記憶の風化もあるかもしれませんが、それより、LIXILのような事件の印象が強かったのでは。
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