上場企業の2013年3月期決算で、継続企業の前提の注記が付いた企業が32社、継続企業の前提に関する重要事象としてふれている企業が39社あるという記事。
「2013年3月決算で、経営上重大なリスクを抱えているとして決算書に「継続企業の前提」の注記が付いた上場企業が32社に上ったことが31日、東京商工リサーチの集計で分かった。その一歩手前の「重要事象」が記載された“予備軍”は39社。景気が上向きつつも、なお業績が低迷する企業の動向から目が離せない。」
「今回新たに注記が付いた不動産・ホテル関連の価値開発(東京)は東証2部上場。決算短信では「『継続的な営業損失の発生』『重要な営業損失、経常損失、当期純損失の計上』が存在」と経営の現状を説明した。
新規組には東証1部上場の東京機械製作所(東京)、陶磁器食器老舗のニッコー(石川)、投資した不動産からの賃料収入を軸とする燦(さん)キャピタルマネージメント(大阪)なども名を連ねた。
「継続企業の前提」に注記は付かないまでも、その一歩手前を意味する「重要事象」を記載した企業も少なくない。危ない企業の“予備軍”だが、その数は39社。新規組としては、繊維メーカーのユニチカ(大阪)、工業薬品を製造、販売する日本化学工業(東京)、可変抵抗器の老舗として知られる帝国通信工業(神奈川)など、東証1部上場の5社を含む18社が加わった。」
記事の右側の表をクリックすると、該当する会社のリストが拡大表示されます。
全体としてはそれほど大きな動きはなさそうです。
ちなみにシャープも重要事象組です。
シャープの2013年3月期決算短信(PDFファイル)→添付資料の4ページに掲載されています。
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