野村証券の元社員(29歳)が、複数の飲食店を経営する男性から現金560万円をだまし取ったとして逮捕されたという記事。野村証券社員だったときに、この男性を顧客として担当していて、退職後も付き合いがあったのだそうです。
「逮捕容疑は今年4月25日、男性が経営する姫路市内の飲食店で「上場会社の間違いない情報を得ている。売買のタイミングがあり、自分がお金をまとめて株を買うため、560万円用意できますか」などと言い、現金560万円をだまし取った疑い。
署は容疑の認否を明らかにしていない。5月中旬に男性から「投資の話を聞いて金を渡したが、連絡がつかない」と署に被害の相談があり、捜査を進めていた。」
野村証券元社員「シャンパン王子」の投資詐欺で被害は億超え! 不祥事多発の企業体質(2019年7月)(デイリー新潮)
「分かっているだけでも被害総額は優に億を超え、未遂に終わったが優良顧客を××に紹介しようとした本店勤務の営業マンもいて、より多くの社員の関与や被害の実態が明らかになる可能性もある。」
「多くの詐欺事件で被害者代理人を務める加藤博太郎弁護士の解説によれば、
「今回の事件で詐欺罪が適用されると、過去の判例を踏まえれば実刑は免れない可能性が高い。現役社員も共同不法行為を働いたと見做されれば、彼らに損害の全額賠償を請求することもできます。もともと野村証券は顧客の資産管理を提案するのを生業としていますので、野村の複数の営業マンが元社員の融資案件を持ってきたとなれば、被害者が野村ブランドを信用して買ったと言える。野村証券の業務と、外見上、見られるようであれば、民事上は会社にも使用者責任を問える可能性があります」」
当社元社員の逮捕について(野村證券)(PDFファイル)
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