会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

必要ない印紙1億円購入、私的流用容疑の元会社員逮捕 さいたま地検(産経より)

必要ない印紙1億円購入、私的流用容疑の元会社員逮捕 さいたま地検

必要のない収入印紙1億円分を自動車販売会社に買わせて私的に流用していた背任容疑で、元会社員(55歳)が逮捕されたという記事。

会社は関東マツダ。

「地検によると、××容疑者は新車登録の際の印紙購入を担当していた。不正に購入した印紙は都内の金券ショップなどで換金し、飲食費など遊興費に使ったとみられる。

逮捕容疑は、東京都内の同社営業本部新車営業部のグループ長だった平成25年5月~28年5月、計74回にわたり、新車の新規登録に必要な自動車重量税印紙を不正に購入し、同社に計1億490万円を支払わせて損害を与えたとしている。」

収入印紙ぐらいといって馬鹿にはできないということでしょう。金券は現金に準じた管理が必要なようです。

それにしても、余計な租税公課が1億円もあれば、気がつきそうなものです。顧客負担分だとして、立替金や売掛金に計上し、経費には出てこないようにしていたのかもしれませんが。

新規検査・登録等の諸費用

重量税は1台当たり3万円程度(3年分)のようですから、販売台数や車検の件数をかければ、それなりの金額にはなりそうです。
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