ジャスダック上場のサハダイヤモンドが、東京中央監査法人に代わって監査法人アリアを一時会計監査人に選任したことを発表したという記事。
東京中央監査法人は、昨年末に解散するすることを決定し、それに伴い、退任を申し出ていたそうです。
同監査法人への行政処分などについてもふれています。
記事の最後の終わりごろのパラグラフでは...
「弱小の監査法人の場合、大手は引き受けない財務状況が悪化した上場企業の会計監査 を引き受けることが多く、そうした上場企業が上場廃止に追い込まれた場合、会計監査報酬の支払いを受けることができず、会計士の給料の支払いもできなくなるという 状況に追い込まれる場合も生じている。
一方、大手の監査法人の場合においても、東芝の会計監査人を務めていた新日本有限責任監査法人のように会計監査の不備を理由に多額の課徴金処分を受けるところもでており、上場企業向けの監査法人のビジネスはリスキーなものへと変貌を遂げている。」
財政状態が厳しい会社と契約するから、監査法人が解散に追い込まれるというような書き方ですが、むしろ、金融庁の検査などに対応できずに、処分を受けたり、処分まで行かなくても、いろいろと指導を受けたりするのが、負担になっている面もあるのでしょう。
監査法人ビジネスが実はリスキーというのは、今に始まった話ではありません。エンロンのアンダーセン、カネボウの中央青山といった例を見ても、かなり高い確率で事件が起きています。
一時会計監査人の選任に関するお知らせ(サハダイヤモンド)(PDFファイル)
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