みすず監査法人が、上場企業約600社の監査のうち、ほぼ半数を監査法人トーマツに移管するという記事。
25日の日経朝刊によると、みすずの東京事務所はトーマツに合流、地方事務所については、事務所単位で他の監査法人に合流するようです。個々の会計士やクライアントがバラバラに他の法人に移るよりははるかに混乱が少なく、合理的な方法だと思います。しかし、形式的には、他の法人に転職する、あるいは、他の法人と新規に監査契約を締結するわけですから、100%移管されるわけではないでしょう。また、今まで監査報酬が安かったクライアントは、移管先の基準に基づいて大幅報酬アップになるかもしれません。
記事の最後にトーマツが選ばれた背景が書いてありました。
「みすずは昨年夏に業務停止処分を受けた際、会計士の引き抜きなどを巡って一部法人との間であつれきがあったが、トーマツとの関係は良好。監査以外の人員の受け入れにも前向きなため、監査業務の過半の移籍先としてトーマツが浮上した。」
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