カジキタドリーム≪宝塚歌劇団OGと市民による ミュージカル&レビュー≫

演劇【ウラシマコタロウ】無事に終了!!皆様,海の生き物へのお声掛けありがとうございました(^^)/☆彡

繋がりの輪

2024-06-27 20:18:47 | カジキタメンバー稽古日誌
本番まで1ヶ月半しかなくて、色々と忙しくなってきています。日曜日はいつも自主稽古が入っていますが、今回は先生方もいらっしゃって、特別レッスンがあってからの自主稽古となりました。小金井で練習している子供達も国立のスタジオまで来てくれて、一緒にお芝居の稽古をしました。立川を中心に活動している中高年パフォーマンスグループ【たっきぃ】のメンバーもいらっしゃって、8月12日のレビューショーでやる予定のかなり難易度の高い曲を、暑い中いい汗かきながら踊っていました。皆で頑張って、充実した練習になったと思います。カジキタは毎年何か新しいことにチャレンジしていますが、今回の企画の特徴の一つは、新しい繋がりがいっぱい出来ているところかもしれません。

真面目過ぎる話になるかもしれませんが、ニュースを読んでいるとカジキタの有り難さを感じることがあります。近年、社会問題を扱っている記事では、「孤独」がよく出てくるキーワードとなっているようですね。非正規雇用や在宅勤務も増えてきて、プライベートの時間はスマホを見たりして過ごす人も多いので、同じ空間で人と過ごす時間が減っていると言われます…アメリカでは、一年ぐらい前、公衆衛生総監が孤独の「エピデミック」についてのレポートを出しました。人との繋がりが不十分だと心臓病のリスクが29%、脳卒中のリスクが32%、認知症のリスクが50%上がるそうです。WHOも孤独は世界的な健康上の脅威だと宣言しているらしいです。しかし、カジキタでは色んな人が毎週集まっていて、何時間も一緒に過ごしています。本番を迎えるためのお稽古、衣装製作、様々な話し合いを通して絆が深まります。バタバタする必死な時期があっても、それが後から共通の思い出になります。

そして、個人的に、私にとってカジキタは「外国人」ではなくて「一人の人間」でいられる貴重な場所です。実を言うと、日常生活の中で(例えば、コンビニやレストランに入っただけで、店員さんから)「え〜いやだ〜英語話さなきゃいけないのかな…」という気持ちが丸出しの顔をされることはよくあります。もちろん、私に対しての悪気ではないのはわかっていますが、いるだけで怖がられるとあまりいい気はしませんね…すぐ国に帰る観光客とかならそんなに気にならないと思いますが、もう10年以上ほぼ毎日経験していることですから…でも、カジキタでは外国人というだけで排除されるようなことはありません。

この間、お芝居を練習しているうちに、私のことを「日本語が話せる人」と言っているキッズの声が聞こえてきました。皆が仲間というこの環境で一緒に頑張っていますから、テレビドラマや学校の英語教科書によく出てくる日本語わからない陽気なピエロのような外国人ばかりではないということをきっとわかってくれていると思います。カジキタは心の中に壁を作らない人が多いでしょう…

こうやって色んな人で作っている舞台はどんなパフォーマンスになるでしょうか…?

今週のブログ当番、エイでした。

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