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救命講習を受けてきた

2018年08月17日 | 日記

仕事の夏休み中のある日 奥さん と二人で函館市消防本部に行ってきた


目的は建物の見物ではなく4階の防災研修ホールなので なんとなく緊張しながら中へ


防災研修ホール入口の写真を撮っていたら 教官がお迎えに来てくれた




今日の目的は 普通救命講習
教官というのは指導してくれる消防署の方で 本日の講習参加者は我々夫婦を含めて9人


一次救命処置の大切さを物語る30分ほどのDVDを鑑賞して 実技へと移る




倒れている人を見かけたら まずは肩をたたきながら声掛け×3回で意識があるかどうかを確認する


意識がなかったら救急車を呼ぶべき状況 と判断


とにかく人手が必要になるので 近くの人に協力(119番通報、AEDを探してくる)を要請する



次に10秒間、呼吸の状態を確認


呼吸が無ければ心臓も止まっている と考えられるので ただちに胸骨圧迫を開始
(心臓マッサージという表現はおかしい、ということで最近は胸骨圧迫と言うらしい)


胸骨圧迫は 文字通り胸骨の真ん中を圧迫する


左右の乳首を結んだ線よりも ちょっと上あたり


両手を重ねて肘を伸ばし、胸が5cmほど沈むくらいの強さ で
1分間に100回のリズムで 真上から断続的に圧迫



意識のない人は舌根が沈み込んで気道をふさぐので



指でアゴを持ち上げて 空気の通り道を確保する


頭部や頚部に外傷が有ったら・・・とか迷わずに まずは心肺蘇生を最優先


人工呼吸は1秒吹き込んで1秒あける というペース



胸骨圧迫を30回(約20秒)行ったら人工呼吸を2セット が基本サイクルとなる




胸骨圧迫は結構体力を使うので



十分な圧迫を継続できるよう 早め早めに交代する



AEDに電源を入れて パッドを右上胸部と左側胸部に貼ると



AEDが心臓の状態を判断し始めるので 胸骨圧迫を停止して全員が身体から離れる

AEDが電気ショックが必要と判断して準備が完了したら
もう一度全員が離れていることを確認して ボタンを押す


この時は絶対に救護対象者から離れること。 でないと自分が感電します。


そして電気ショックが終了したら 胸骨圧迫&人工呼吸のループを再開
胸骨圧迫30回、人工呼吸2回、胸骨圧迫30回、人工呼吸2回、胸骨圧迫30回、人工呼吸2回・・・




ここまでの要点と注意点
① 意識状態の確認・・・呼びかけるだけではなく、肩をたたく等の衝撃を与える。
② 救援の要請・・・「だれか119番!」ではなく、「あなたは119番、あなたはAED」と具体的に指示を出す。
③ 胸骨圧迫・・・早め早めに誰かと交代。 肋骨が折れてもひるまない。
④ 人工呼吸・・・ハンカチなどを介して人工呼吸を行う。 出血していたら人工呼吸はしない。
  救命は大切ですが 最も大事なのは自分を守ること・・・シビアですね。




よくある質問
Q1 人工呼吸はちょっと抵抗が・・・
A1 ハンカチなどを挟んで人工呼吸をするか、あるいは胸骨圧迫だけでも結構です。

Q2 AEDの使い方なんて分からない・・・
A2 AEDを使うにあたり 特別な知識は全く必要ありません。
   電源さえ入れば あとはAEDが音声で全て指示を出してくれます。

Q3 電気ショック(AED)をしたら、もう大丈夫?
A3 電気ショックで心臓は動きません。 AEDはケイレンしている心臓を完全に止めるためのものです。
   心臓を完全に止めたあと、胸骨圧迫(いわゆる心臓マッサージ)で心臓の動きを再開させます。

Q4 救急車が来たら、もう大丈夫?
A4 救急隊員に代わってもらうまで、胸骨圧迫を続けてください。

Q5 胸骨圧迫やAEDはいつまで続ければいいの?
A5 胸骨圧迫は意識が戻るまで、または救急隊員に引き継ぐまで続けてください。
   また、AEDは貼り付けたままで救急隊員に引き継いでください。




河童人は救命講習を受けるの2回目ですが 講習会に参加して良かったと感じるのは
実際そういう現場に遭遇したとき あまり躊躇せずに動けるんじゃないかな、と思えること


自分自身には何のメリットも無いことですが ほんの少し経験しておくだけで
通りすがりの人だけではなく家族とか知人とかを命の危機から救えるかも・・・なんて考えると
こういった講習会に参加しておくのも悪くはないな、と思いました。




以上、記憶をたどって書いているので 間違いがあるかもしれません。
関心を持たれた方は 実際に講習を受けてみることをお勧めします



今回の記事に ボケとかオチはありません



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