息子に手をひかれ・・・

デパスを飲み過ぎて
翌日１日へろへろになっていた・・・
らしい

その日のことは
ところどころしか覚えていない

そんなことがあったからか
二男が次の土曜日の夕方に
神経科内科の診療を予約してくれている

１５年前
中学不登校の二男を
脳外科から電話で紹介されて
神経科内科に連れて行った

そこでよい医師と
よいカウンセラーに出会った

美しい女性のカウンセラーが
わたしたち親子の話を
とにかくじっくりと聴いてくれて

絡まった糸のかたまりをほぐすように
すれ違い行き違った母子の気持ちを
溶かしてくれた

学校と言う特異な世界の中で
見失ってしまった
何がいけないことなのか
誰がいけない人なのか

気付かせてもらった

そうしてわたしは
息子が学校に行かないことを受け入れ
見守ることができた

母親のわたしがそうしたこと

５歳上の兄が
学校へ行けと玄関から引きずり出したこと

これでは将来困ると父親が怒ったこと

全部が必要なことだったと
息子は言った

感謝してるよとも
言った

こんどは
更年期になった母親のわたしが
息子に連れられて行く

まるで子どものように