鶏卵(生卵)は家で保管する時には冷蔵庫に入れておくことが推奨されています。 一方で店頭で売られている時には常温棚に並べられています。 店頭でも冷蔵棚に置くべきでは?と思うが、これは流通段階での管理の難しさに原因があるようです。 確かに鶏卵は冷蔵保存によって品質が長く維持されますが、冷蔵から常温に移す際に結露が発生すると品質が落ちてしまうため、採卵から流通、販売まで冷蔵管理することが難しいのだそうです。(最近では少々割高でも全て冷蔵管理、冷蔵棚に置かれている鶏卵もある) このため一般の鶏卵の賞味期限は、常温で流通した後、家で冷蔵保管されることを前提に決定されるそうです。 季節によって差があり、夏場では採卵から2週間程度の賞味期限ですが、全て冷蔵に近い冬場ならば賞味期限が1ヶ月近くあるようです。 卵白に含まれるリゾチームという酵素が細菌の細胞壁を溶かすのも長持ちする理由だそうです。