匂いのキツイ野菜として子供にも嫌われがちなセロリ。 風味も,匂いに勝るとも劣らない個性の強いものです。 古代には、その強烈な香りが魔除けに使われたほどです。 しかし,“良薬口に苦し”と言うとおり、セロリには健康に役立つ効能がたくさんあります。 その効能の一つは,精神安定作用です。 その作用をするのは、何と魔除けの効果があるとされた独特の香りを作っている成分です。 それは「アイピン」という成分で、このアイピンには気分を落ち着かせる働きがありますので、イライラしているときや気が張っているとき、眠れないときなどに嗅ぐと、気分を鎮めることができます。 ちょっとストレスが溜まっていると思ったら、セロリを使ったサラダなどを作って食べるといいんじゃないですか。
日本に自生するきのこは約5000種類あると言われ、そのうち食用となるのは約100種位あるそうです。 生のきのこは一般に約90%が水分で、ダイエットに最適な食材として、とても重宝がられています。 カロリーが低いきのこは、栄養価もないと思われがちですが、ビタミンやミネラルは豊富に含まれており、種類によって違いはありますが、色んな健康効果があります。 きのこに含まれる食物せんいのβ-グルカンには、免疫力を高めて癌の増殖を抑える効果があります。 また、免疫力が高まると風邪をひきにくくなり、花粉症やアトピーといったアレルギー症状の改善にもつながります。 その他、抗酸化作用、血中コレステロールを下げる効果、骨粗鬆症の予防、肥満防止効果などがあります。
しいたけ、しめじ、えのき、なめたけ・・・今では1年中スーパーに並んでいますが、やはりきのこの旬は秋です。 季節を感じる秋の味覚としてきのこ料理を楽しみたいですね。
梨は世界で20種程あり、原産地は中国です。 日本書紀に梨があることから、平安時代には既に日本には渡ってきていたようです。 梨は大きく「日本梨」「西洋梨」「中国梨」に分けられます。 「日本梨」には果皮が茶褐色の赤梨と、緑色の青梨があります。 赤梨には「三水」と呼ばれる幸水、新水、豊水や長十郎、青梨には二十世紀、新世紀、菊水などがあります。 梨は約90%が水分で、リンゴ酸、クエン酸の酸味、アスパラギン酸による体内の代謝を整える作用があり、水分補給や疲労回復に役立ちます。 梨には多くのカリウムが含まれ、体内からのナトリウムの排出を促し、むくみをとったり、血圧を下げてくれます。 また、梨に含まれているタンニンはアルコール排出を促進し、二日酔いに効果があり、タンパク質の分解を促進する消化酵素も含まれています。 さらに、梨には解熱作用があり、咳やたんを鎮め、のどの渇きを解消し、風邪やインフルエンザの予防にも役立ちます。
レンコンの旬は秋から冬にかけてで、昔から薬効の高いことで知られている大変役に立つ食材です。 秋になりシーズンのものが出回るようになったら、ちょくちょく食べることをお勧めします。 秋に気を付けなくてはいけない大気の乾燥。 乾いた空気の影響で、肺が乾燥してくると、肺の冷却水が不足し熱を持ってきます。 すると、空咳がでたり、少量の粘りのある黄色っぽい痰が喉のあたりで絡まり、なかなか吐き出せないなどの症状がでてきます。 レンコンには肺を潤し、熱をとる効果があるので、このような症状に効果があります。 風邪やインフルエンザに対する備えという点では、レンコンのもつ粘りの元となる成分ムチンは、粘膜を保護し丈夫にする効果があります。 病原菌などの異物は鼻や喉の粘膜から入ってきますから、粘膜を丈夫にすることが予防に役立ちます。
快い香りが、リラックスやリフレッシュ効果を持つことはよく知られています。 ある企業で、キーパンチャーを対象にパンチミスの数を調べたところ、職場に香りがない時のミス率を100とすると、ラベンダー系の香りを流した時が79、ジャスミン系が69、シトラス(柑橘)系が46にまでミス率を下げたという結果も得られています。
シトラスやペパーミントなどの香りは、覚せい効果があり気分をリフレッシュさせますから、作業中はこのような香りが能率アップに適しているでしょう。 これらの精油 (アロマオイル) をハンカチや素焼きの石などに染み込ませて、職場のデスクに置いておき、時々匂いを嗅ぐだけでも効果は期待出来ます。
また、運転中のリフレッシュには、カーライターに差し込んで、その熱でオイルを蒸発させて匂いを楽しむ道具も考案されています。
一方、ラベンダーは、リラックス効果の代表的なアロマです。 夜には、風呂にラベンダーオイルなど、リラックス効果の高いオイルを数滴入れるアロマバスを楽しみたいものです。 (でも、私は日本酒を入れた酒風呂が好きです。 温まりますよ!)
ココアには、「カカオ・ポリフェノール」という成分が含まれています。 このポリフェノールは「抗酸化物質」としてかなり注目を集めました。 ココアに含まれる食物繊維は、リグニンという種類。 大豆や小麦粉、とうもろこしなどと並ぶほど優れた繊維で、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。 そして、食物繊維は大腸がんの予防や便秘解消に効果があります。 また、ココアはミネラルが豊富で、特に鉄分が多く、貧血気味の人や生理のある女性が飲むと鉄分が補給されるので良いそうです。 さらに、体内の余分な塩分を排出する作用のあるカリウムも沢山含まれています。 ココアを飲んで健康な身体を作りましょう。
ひじきは褐藻類ホンダワラ科ホンダワラ属の海藻の一種で、波の荒い海岸近くの岩場の潮間帯付近に繁茂し、春から初夏に胞子嚢を付けて成熟する。 ひじきはカルシウムが豊富であり、牛乳の約12倍! 約半分が食物繊維であり、ごぼうの約7倍! 鉄分もたっぷりで、レバー(鶏)の約6倍! ビタミンAも豊富で美肌効果もありますよ。
「ひじきを食べると長生きする」と古くから言われており、敬老の日に因んで9月15日は「ひじきの日」となっています。
まずは、やる気を引き出すべく努めてみましょう! やる気がはじめに湧いてくれば、集中力はおのずと高まってくる。 このやる気のホルモン『TRH』 ( 甲状腺刺激放出ホルモン )が分泌されるのは、実行することが好きか興味がある場合、もしくは好ましい報酬( 栄誉、お金、快感等 )があること。 更に、「好奇心」、「目標」、「報酬」の3つが揃うと、いっそうやる気が湧いてきます。
この点を活かして、まずは以下のことを心掛けてみましょう。
・ 好きな点、興味がある要素を見つける。
・ 目の前に小さな目標を設けて、達成感を得やすくする。
もし、これらのことを心掛けてもやる気が出ないなら、あとは「やり始める」しかない。 やり始めることによって脳が刺激されて自己興奮し、集中力が高まってくる。 集中力が高まれば、やる気のホルモンも分泌されてますます集中力が高まります。 この好循環を手に入れましょう!
集中力を発揮するためには、脳が活発に活動できるコンディションに、日頃から整えておく事が大切です。 脳を活性化させる3大要素は 「酸素」、「栄養」、「刺激」 であると言われています。
脳の活動を支えるベースは、十分な栄養と酸素です。 なかでも最近、 酸素の補給は作業ミスを減らし、集中力を保ちやすくするともいわれ、注目されています。 そして、脳の活性化には、ちょっとした刺激も必要と言われています。 本を読んで新しい知識を仕入れたり、旅行や散歩で新鮮な体験をする、また、音楽を聴くだけでも脳を刺激することになります。 自分に合ったやり方で集中力を高めましょう。
一つの目安として、心理学者のヨストが唱えている「20分集中して10分休む」方法があります。 この繰り返しが、最も集中力を長続きさせると言われています。 20分は非常に短い様ですが、人は物事を始めて20分位経つと、ふっと別なことを考えてしまったり、別の事が気になったりする事があるのではないでしょうか。 20分すると人は無意識のうちに休憩をとっているのです。
心理学者ライリーによれば人間が集中力を維持できる時間は25分が限度とされています。 それ以上は集中力が持続せず、休憩が必要になるのです。
思考の集中がどれだけ長続きするかについて『 作業検査法 』でビジネスマンや主婦を検査すると、結果は主婦は15分で、ビジネスマンは40分で作業効率が半分に落ちてしまうそうです。 ( 私は30分が限界です。 経験上…。 )
ですから上手に休憩して、集中力を長続きさせる事ができるようにスケジュールを組むことが大事だと思います。
酸素や栄養素などを体中にくまなく送り届けている血液は、全身の健康を左右する存在です。 となれば、常にベストな状態でいてくれないと困ります。 どうすれば、いつも健康な血液でいることができるでしょうか? 血液にとって一番良くないのはタバコです。 健康でありたいなら、まずタバコをやめることです。 タバコを吸うと、体内の一酸化炭素、酸化窒素といった酸化ストレスが増加します。 そうすると、血中の酸素供給が減少して、血管が損傷したり血栓ができやすくなり、ニコチンなどの化学物質も血管を傷つけ、動脈硬化の原因になります。 動脈硬化によって生じた血管の傷に、血栓ができて起こるのが梗塞( 血液が途絶えて臓器の機能が停止してしまう障害 )。 これが脳で起これば脳梗塞、心臓で起これば心筋梗塞になります。 梗塞には至らなくても、血中の酸素供給の減少や動脈硬化によって肝臓や胃の働きが悪くなったりします。 とにかく、身体にとってタバコは「百害あって一利なし!」です。 ( と、偉そうに書きながら、禁煙する気がまったくないHP管理人でした…。)
激しい運動をした時、特になにか食べた後の運動では横っ腹が痛くなる事が有ります。 例えば、「昼ご飯を食べた後の体育の授業が持久走だった」なんて時はたいてい横っ腹が痛くなるものです。 これには、「脾臓(ひぞう)」という内臓が関係しています。 脾臓は、胃の左後ろにあり、丸くて海綿状で、リンパ球をつくり、また、古くなった赤血球を破壊する役目をしています。 また、そこへ血液を溜めておき、激しい運動をした時には、そこから筋肉へ、足りない血液を送り出す働きをしています。 しかし、物を食べて胃へ血液を送っているのに、そのうえ運動をしたため筋肉にも血液を送り出さないといけない。 その結果として、脾臓が収縮し、痛む、というわけなのです。 ちなみに、予防法としては、運動をする前に、腹筋などで痛くなるあたりの筋肉をよく伸ばしておきましょうね。
お酒を飲んで、つまみも食べてお腹がいっぱいのはずなのに、なぜかラーメンが食べたくなることがあります。 そんな時に、ラーメンを食べるととても美味しいものですが、これには医学的な根拠があります。 お酒を飲んで血液中のアルコール濃度が上昇すると、人の体はそれを中和させようとします。 そのために有効なのがイノシン酸です。 これはラーメンのスープに含まれている旨み成分のひとつなのです。 また、体内のアルコールを肝臓で分解するために、代謝が活発になって、盛んに血糖が使われます。 そして血糖値が下がると脳が空腹の指令を出し、体は糖質であるご飯や麺類が欲しくなるのです。 つまりイノシン酸と糖質がたっぷりと含まれたラーメンは、お酒が入った体が自然に求める食べ物なんですね。 ちなみに、酒の飲み始めと終わりに「ハイチオールC」を飲むと、二日酔い防止効果があるそうです。