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いつもの画廊で「見慣れない絵」を見つけた。


                                 題不明 油彩 福沢 一郎

壁の高い位置に架けられた状況で撮影
構図が良い。花瓶の脇に添えられた球体(柘榴?)が利いている。
壁掛け位置が高いのでサインが読めない。作家名不明。
価格表示もない。

家にはもう飾る場所がない。でも、買おうと言う気持ちになった。
久しぶりの感覚です
買いました。

絵との衝撃的な出会いはこれまでも何度かありました。

○「HORROR  VACUI」 細密画 溝口敬ゐ
 一目惚れ 即買い
 見飽きない。見る度に新たな発見がある。
 ひぐらしの「絵」です

 我が家の主人公 
 折々の季節に合わせて

○「白い肌の女」 油彩 井上 護
 一目惚れ 即買い

○「水景図・待ち受ける世界」 日本画 原 誠二
 目の手術無事終了記念

○「山茶花」 油彩 南条 一夫
 縁があって購入。
 地元美術館寄贈予定

○ 題不明(と言うか調べていない) 油彩 福沢 一郎
 即買い

 若い頃の作品のようです。

「福沢 一郎」(文化勲章受賞者)と聞いて、一瞬躊躇しました。
 晩年は多作でした。同じような絵柄(花と花瓶)のアクリル画が巷に溢れている。正直、食傷気味です。
 アクリル絵の具は速乾性。直ぐに重ね書きできる。その時の勢いで描くには適した絵具です。多作家向けでしょう。
 油絵具は乾くのに時間が掛かる。乾くまでじっくり待って、描くことになる。
 使う絵具は作家の作品への取り組み姿勢にも影響がある。
 岩絵具の場合、立て掛けたキャンバスには描けない。岩絵具が垂れるからだ、水平に置いて描く。大きな作品では、橋を掛け、その上から描くとか・・・
 偶然、同じ場所に福沢 一郎のアクリル画があった。構図も似ている。しかし、同じ作家の作品にはとても見えなかった。

群馬県立近代美術館 収蔵作品
残念ながら、画像は公開されていません。
「他人の恋」はユーモラスで面白い。文化勲章受賞者 福沢一郎 を再認識した一枚です。
購入作品は同時代の作と思われます。
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