この週末もちょっとしたテーマで撮り歩いていた折り、都電の踏切にさしかかったので、ちょっと鉄道写真でもとカメラを構えてたら、向こうの方の交番でお巡りさんがしきりに手招きをしている。何か叱られるようなことしたかしらと胸に手を当てつつ行ってみれば、交番からの風景が絶景なのだそうだ。密集した住宅街をサンシャイン60に向かってまっすぐ伸びる細道、踏切を都電が通り過ぎる瞬間を狙えとのこと。パイプ椅子まで出してもらって、その位置だと専門学校の看板がうまい具合に電柱に隠れて目立たないのだときめ細かい。このお巡りさんは絵を描かれるとのこと。こうしてこの景色を奨められるのは、今日は私で3人目なのだという。あいにく夕日がサンシャインのビルに強く反射してまさしくその名の通りの状態、かなり露出が難しい。難しいながらもあれこれ撮っていると、薄暮の頃がまたいいのだとも。そうだろうと思う。しかしやはりこれも絵を描く人との視点の違いを感じざるを得ない。絵はどこにでもピントが合う。露出も自在。暗い中を動くものも止められる。とは言え、薄暮の頃のこの風景は気になる。中判持ってまた来てみようと思う。
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「するどい眼光+強靭な体躯+謎の機材が、タダモノでない気配を察知する官憲の琴線にふれたのかも。
ともあれ、桜田門に「写友」ができて、ホノボノとしたふれあい物語でしたね。今年は、キエフ88とか、ツァイス・イエナをジュラルミン・トランクにそろえて徘徊してみましょう!!
わがBD-1も、ときどき道路警備員やタクシードライバーに声をかけられますが、そんな出会いはいいから、シロガネ~~~ゼが吸い寄せられるような機材って、ないものでしょうかね。
135判やデジカメで空き地なんかを撮影していると、警戒中の警察官や刑事に職質されることもたまにあります(私の場合、なぜか車の中で仮眠しているときが一番多い)が、不思議なことに、中判+三脚だと皆無なのです。それどころか、地元の人に「ここになんかできるんですか~?」とか話しかけられたり。135やデジカメだと「何やってるんですか!」という調子なのですが…。
もしかして、測量と間違えている?
それはさておき、スナップショット装備だと鋭い小型肉食動物風、三脚構えて大きなカメラだと鈍重な大型草食動物風に見られて、周囲の警戒の度合いも違ってくるようですね。
しかしこのおまわりさんも必死に説明していますね。
桜田門1階のホールというか廊下には、文化祭のように絵や写真が飾ってあるんですよ。こんなお巡りさん達の手によるものだったんですね、やはり。
>中判+三脚だと皆無
以前書きましたが、人生初の職質が、この組み合わせの時でした。時と場所がよくなかったのか。人相風体がよくなかったのか。
>測量と間違えている?
Solid Curveの撮影のときって、高架下6車線道路の分離帯だとか、立体区間スロープの法面だとか、どう考えても入っちゃいけなさそうな場所が、ベストなアングルなのにっ!て歯がみすることがあるんですよ。作業着とヘルメットで関係者を装えば~なんて言われたことがありますが、ヘルメットは支給されてないよ、さすがに。
>余部鉄橋を渡る寝台特急出雲
ああ、なくなるんですね、もうすぐ。よく考えたら、鉄橋の方もですね。サンライズ余っちゃいそうですけど、臨時夜行がバンバン走るんでしょうか。私は、年度開け落ち着いたら、鹿島鉄道に乗ってこようと画策しております。
ところで「出雲」ですが、サンライズの方は「サンライズ出雲」という別列車扱い(経由も違いますし)なので、そちらは存続のようです。「サンライズ出雲」の方は島根県、客車の「出雲」は鳥取県を主なターゲットにしていたようで、その鳥取で飛行機の運用が大幅に改善されたのも原因の一つとか。
乗ったことはないのですが、父が山陰線沿線の出身ということもあって、華やかだった九州行きを差し置いて、子供の頃から好きな列車の一つでしたね、「出雲」は。