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日曜日、大道、東松、田村、石内等々ビッグネームにつられて、横須賀まで一家でひとっ走り。大御所のは大半が写美や写大所蔵品で、どれもたぶん一度は見ているはずだが、ヨコスカというテーマで一堂に会したのを見るのは初めてのこと。意外だったのはホンマタカシの湘南国際村。ニュータウンの一角をとらえたそのティピカルぶりの見事さに、今になって驚嘆。そう、どこの新興住宅地にもこういう景色が必ずある。開発の計画者はおそらく画一的にならないようにいろんな味付けを施しているはずなのだが、何もかもが新しいものでできた街はどうやってもこんなふうに見えるところがあるものだ。しかしそれを写真にするのは意外と難しい。この色合いと視角がポイントなのだろう。1995年の作品だが私の目がやっとこの作品に追いついたように感じた。もうひとつ気になったのが、若江漢字という地元の現代美術作家のインスタレーション。かみさんに子守を頼んで急ぎ足で見て回ったのだが、これはもっとじっくり見てみたかった。
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ところでこの横須賀美術館、海を望む広場を前に建つかっこいいガラス張りで、写真展の前にゆっくりとテラスで昼食をとった。裏山には砲台跡とか戦争遺構があるらしく、子供がもう少し大きければ散策してみたかったところ。また機会があれば。
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