上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

写真展巡り05/02/26

2005-02-27 10:51:44 | 写真展
土曜ながら午後2時間ほど仕事で新宿まで出たので、その後近隣のギャラリーをひやかす。
前日夜から、ぽっかり何かを忘れてしまってるような気分で、折角見に行ったのにどうも反応が鈍くて。

「夜の中へ」岩瀬菜美/PLACE M
夜間の街頭で撮られた女性スナップ。ちょっとねっとりした画面。登場する女性たちは、特に共通項のない市井の人々のはずなのに、なにか独特な、ただならぬ雰囲気を醸している。作者の狙いなのか、単なる画風なのか。
「明かずの間・行かずの地が与えられたとせよ」・「Camera Scotomata (カメーラ・スコトマータ) II」山本貴志、豊島重之二人展/Photographers' Gallery
店の方に入らなかったので、たぶんどちらか一方しか見てないかも。もしかして、いつものスペースが入口前半畳ほど残して壁でふさがれていたのが前者?。改装したのか?としか思わなかった…。
「明るい道-random scope」 伊藤元斉/galerria Q
明るい、のかどうか。日はあたっているが、乾いた、寂しい、主に都市近郊の路上周辺。好みのシーンではあるのだが。「random」なのが見ていてしんどい。大きいプリントの方がいいのかも。
「Chronic Absence」吉田穂積/コニカミノルタプラザ
~私と切り離せない闇、現代都市の欲望、妄想、孤独の記憶。~ これまで夜景は撮っても、闇は撮ってなかったと気づかされる。練習してみて、最近またちょっと行きたくなってきた香港で実践かと、ちと思う。会場が半分空いてるのがもったいない。
「光を求めつつ」/林 知遠(イム ジウォン)/コニカミノルタプラザ
ルポだなあ、と。アサカメにも載っていることに帰宅後気づいた。
「宗谷」 ―冬の旅―/森脇啓好/コニカミノルタプラザ
 老練な惹かれるショットも多々あったが、ちょっと説明的で退屈なところも。冬の厳しい最果て感と、生活感とをもっと対照的にした方が共感しやすい。
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1 コメント

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明かずの間・行かずの地が与えられたとせよ (山本邦治)
2005-02-27 18:15:18
パンフレットを整理してたら、別の会場での開催だということがわかった。どちらかといえばこっちの方が見たかったなあ。とは言えどうも観念的すぎて楽しめそうにないので、わざわざ出向く気はないけど。やっぱ目の満足(昨年末から気になってるコトバ。あまり肯定的には使われないけど、私の写真の原動力はこっちの方だと思う)も必要。
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