■樺太サハリン写真展/貴島研吾/greenbzaar & 旅茶箱
渡航7回だったか、9回だったか。サイクリングの後輩が樺太に通い詰めていることは、去年の個展を見に来てくれているときに聞いた。かつて日本だったこともある異国の中では最も遠いところではないだろうか。学生時代に多少の興味を抱いたのだが、いまだ行ったことはない。そんな気になる土地の写真展と聞いて、待ってましたとばかりチャリで西荻までひとっ走り。
旅カフェ、というものがどういう場所なのかよく知らないが、辺境好きの集まる茶店というところだろうか。ソファのまわりに雑貨が並ぶ奥の壁に、四ッ切りのモノクロプリントがびっしり40枚ほど。半分は現地の人々のポートレイト、もう半分が風景。プロらしくしっかりと相手と向き合った構図とシャープなフォーカスでよく見ると力強いのだが、プリントの眠さがそれを打ち消している。現地の空気感なのだろうか。個人的には、もう少し強めのコントラストが好み。
■西世古旬/秋の日・2009東北/Gallery 街道
黄緑がかったようなカラープリントは、古い思い出を探るよう。しかも東北。建物がまばらな街並み風景にしみじみ。
■吉田伊豆/夜鷹/Gallery 街道
大きな余白をとった四ッ切りのモノクロプリントが、ラフに壁にとめられていて面白い展示。一見、自分でも撮りそうな写真に見えて、実はそうではない。ラフに見えて、けっこう難しそうなプリント。
■藤田進/街景/Gallery 街道(大部屋)
路地裏の薄暗さ、不思議な色味のカラープリント。かねがね試してみたいと思いつついざとなると真似できない距離感。しっとりとした夜の彷徨。
渡航7回だったか、9回だったか。サイクリングの後輩が樺太に通い詰めていることは、去年の個展を見に来てくれているときに聞いた。かつて日本だったこともある異国の中では最も遠いところではないだろうか。学生時代に多少の興味を抱いたのだが、いまだ行ったことはない。そんな気になる土地の写真展と聞いて、待ってましたとばかりチャリで西荻までひとっ走り。
旅カフェ、というものがどういう場所なのかよく知らないが、辺境好きの集まる茶店というところだろうか。ソファのまわりに雑貨が並ぶ奥の壁に、四ッ切りのモノクロプリントがびっしり40枚ほど。半分は現地の人々のポートレイト、もう半分が風景。プロらしくしっかりと相手と向き合った構図とシャープなフォーカスでよく見ると力強いのだが、プリントの眠さがそれを打ち消している。現地の空気感なのだろうか。個人的には、もう少し強めのコントラストが好み。
■西世古旬/秋の日・2009東北/Gallery 街道
黄緑がかったようなカラープリントは、古い思い出を探るよう。しかも東北。建物がまばらな街並み風景にしみじみ。
■吉田伊豆/夜鷹/Gallery 街道
大きな余白をとった四ッ切りのモノクロプリントが、ラフに壁にとめられていて面白い展示。一見、自分でも撮りそうな写真に見えて、実はそうではない。ラフに見えて、けっこう難しそうなプリント。
■藤田進/街景/Gallery 街道(大部屋)
路地裏の薄暗さ、不思議な色味のカラープリント。かねがね試してみたいと思いつついざとなると真似できない距離感。しっとりとした夜の彷徨。
既にご来場していただいたのですね。
会場に不在だったようで、失礼しました。
プリントの眠さは、露出のまずさ、個人的な感覚なども関係しているかもしれません。ありがたいご指摘です。
明日、写真を見ながらコントラストについても再考してみようと思います。
写真展にお越しいただき、ありがとうございました。