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朝の光(聖書の言葉)

ナホム書 解説 2  2017.2.6

 ナホム

  

ナホムは,

ユダのヨシヤ王の治世の人物です。

 

「ナホム」という名前は,

「慰め」ないしは

「ヤーウェー(神)のなぐさめ」

という意味です。

 

ナホムは,アッシリヤの首都である

ニネベに対して預言します。

 

北王国イスラエルは,

すでに,アッシリヤによって,

捕囚されていました。

 

ヨナがニネベに行き,

その民に,神に立ち返って,

罪を犯し続けるのを

やめるように語りました。


そのとき,

ニネべの民は悔い改めます。


ナホム書は,

それから,

およそ150年後に書かれました。
 


  

主のいつくしみ 

 

(ナホム1:7 口語訳)


「主は恵み深く,

なやみの日の要害である。

彼はご自分を避け所とする者を

知っておられる。」

 

 (ペテロ2:3)

「あなたがたはすでに,

主がいつくしみ深い方であることを

味わっているのです。」

 

主のいつくしみは,

旧約聖書に何度も出てきます。

 

(1歴代誌16:34)

「主に感謝せよ。

主はまことにいつくしみ深い。

その恵みはとこしえまで。」

 

それは,

イエス・キリストを

あらわしています。

 

(1ペテロ2:3)

「あなたがたはすでに,

主がいつくしみ深い方であることを

味わっているのです。」


 



「いつくしみ深き」(賛美歌)

 

「いつくしみ深き 

友なるイエスは,

罪とが憂いを とり去りたもう。

こころの嘆きを 包まず述べて,

などかわ下(おろ)さぬ,

負える重荷を。」 


 ○



良きおとずれを伝える者の足


(ナホム1:15 口語訳)


「見よ,
良きおとずれを伝える者の
足は山の上にある。
彼は平安を宣べている。
ユダよ,あなたの祭を行い,
あなたの誓願をはたせ。
よこしまな者は重ねて,
あなたに向かって
攻めてこないからである。
彼は全く断たれる。」
 

キリストが

「平和の良きおとずれ(福音)」

を伝える預言です。
 

また,イエスを信じる者も

このよき訪れを伝えるものです。
 
 
(ローマ10:15口語訳)
 
「つかわされなくては,

どうして

宣べ伝えることがあろうか。

『ああ,麗しいかな,

良きおとずれを告げる者の足は』

と書いてあるとおりである。」

 

 

ナホムは,

紀元前612年のアッシリアの

首都ニネベの滅亡を預言します。

 

ナホムはアッシリヤの残酷な

暴力を指摘します。

 

流血の町


(ナホム3:1-4)


「ああ。流血の町。虚偽に満ち,

略奪を事とし,強奪をやめない。

むちの音。車輪の響き。

駆ける馬。飛び走る戦車。

突進する騎兵。剣のきらめき。

槍のひらめき。

おびただしい戦死者。

山なすしかばね。

数えきれない死体。

死体に人はつまずく。

これは,

すぐれて麗しい遊女,

呪術を行なう

女の多くの淫行によるものだ。

彼女はその淫行によって国々を,

その魅力によって

諸部族を売った。」

 

そして,アッシリヤに対して,

最終的なさばきを宣言します。

 

(ナホム3:18,19)


「アッシリヤの王よ。

あなたの牧者たちは眠り,

あなたの貴人たちは寝込んでいる。

あなたの民は山々の上に散らされ,

だれも集める者はいない。

あなたの傷は,

いやされない。

あなたの打ち傷は,

いやしがたい。

あなたのうわさを聞く者はみな,

あなたに向かって手をたたく。

だれもかれも,

あなたに絶えず

いじめられていたからだ。」

 

この最終的な裁きは,

イエス・キリストの再臨の時,

終末のときに完成します。

 

(黙示6:16,17)


山や岩に向かってこう言った。

「私たちの上に倒れかかって,

御座にある方の御顔と

小羊の怒りとから,

私たちをかくまってくれ。

 御怒りの大いなる日が来たのだ。

だれがそれに耐えられよう。」

 

 

 

 

 

2017.2.6


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