流血の町
ナホムは,
紀元前612年のアッシリアの
首都ニネベの滅亡を預言しました。
ナホムは,
アッシリヤの残酷な暴力を
次のように指摘しました。
(ナホム3:1-4)
「ああ。流血の町。
虚偽に満ち,
略奪を事とし,
強奪をやめない。
むちの音。
車輪の響き。
駆ける馬。
飛び走る戦車。
突進する騎兵。
剣のきらめき。
槍のひらめき。
おびただしい戦死者。
山なすしかばね。
数えきれない死体。
死体に人はつまずく。
これは,すぐれて麗しい遊女,
呪術を行なう女の
多くの淫行によるものだ。
彼女はその淫行によって国々を,
その魅力によって
諸部族を売った。」
そして,アッシリヤに対して,
最終的なさばきを宣言します。
(ナホム3:18,19)
「アッシリヤの王よ。
あなたの牧者たちは眠り,
あなたの貴人たちは寝込んでいる。
あなたの民は山々の上に散らされ,
だれも集める者はいない。
あなたの傷は,
いやされない。
あなたの打ち傷は,
いやしがたい。
あなたのうわさを聞く者はみな,
あなたに向かって手をたたく。
だれもかれも,
あなたに絶えず
いじめられていたからだ。」
この最終的な裁きは,
イエス・キリストの再臨の時,
終末のときに完成します。
(黙示6:16,17)
「山や岩に向かってこう言った。
『私たちの上に倒れかかって,
御座にある方の御顔と
小羊の怒りとから,
私たちをかくまってくれ。
御怒りの大いなる日が来たのだ。
だれがそれに耐えられよう。』」