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朝の光(聖書の言葉)

ヨナの不きげん(ヨナ4:9)

ヨナの不きげん



(ヨナ4:9)


「すると,

神はヨナに仰せられた。

『このとうごまのために,

あなたは当然のことのように怒るのか。』

ヨナは言った。

『私が死ぬほど怒るのは

当然のことです。』」




ヨナは,不きげんでした。

ヨナは,逃げる,投げやり,

ふてくされる人間でした。


この偉大な預言者は,横着者でした。


最後の最も大事な神の言葉に

一言も応答していません。

この神の言葉に,パスしました。


このヨブに,

うつ病で自殺願望の言動ありと

現代の精神科医は言うかもしれません。


今の若者は,

この男よりましかもしれません。


この書は,誰が書いたのでしょうか。


ヨナは,横着者で,

名誉も地位も要らない男ですから

自分で書きませんでした。


ですから,「ヨナは」となっています。


この出来事の後,ヨナの話したことを,

おもしろい話だと誰かが書いたのでしょう。


ヨナは,ひょうたんに酒を入れ,

横になり,話したかも知れません。


中国の仙人のような,イメージです。


しかし,ヨナ書は神の啓示した大事な

出来事と決して消すことのできない

真実な言葉です。




☆彡


神,ニネベを惜しむ


(ヨナ4:5-11)

「ヨナは町から出て,

町の東の方にすわり,

そこに自分で仮小屋を作り,

町の中で何が起こるかを見きわめようと,

その陰の下にすわっていた。

神である主は一本のとうごまを備え,

それをヨナの上をおおうように生えさせ,

彼の頭の上の陰として,

ヨナの不きげんを直そうとされた。

ヨナはこのとうごまを非常に喜んだ。

しかし,神は,

翌日の夜明けに,

一匹の虫を備えられた。

虫がそのとうごまをかんだので,

とうごまは枯れた。

太陽が上ったとき,

神は焼けつくような東風を備えられた。

太陽がヨナの頭に照りつけたので,

彼は衰え果て,

自分の死を願って言った。

「私は生きているより

死んだほうがましだ。」

すると,

神はヨナに仰せられた。

「このとうごまのために,

あなたは当然のことのように怒るのか。」

ヨナは言った。

「私が死ぬほど怒るのは

当然のことです。」

主は仰せられた。

「あなたは,

自分で骨折らず,

育てもせず,

一夜で生え,一夜で滅びた

このとうごまを惜しんでいる。

まして,わたしは,

この大きな町ニネベを

惜しまないでいられようか。

そこには,

右も左もわきまえない

十二万以上の人間と,

数多くの家畜とがいるではないか。」







ビールを飲みながら,

サッカーをテレビで見ている青年より,

ヨナは無気力な男です。


神は,このヨナを用いました。

わたしたちも,

がんばりすぎの人は力を抜いて生きましょう。


ヨナには,肩こりはなかったでしょう。


きっと,かれの口癖は,

「私は生きているより死んだほうがましだ」

でした。



(2010.7.5)

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