ヤコブ書 解説 2016.10.1
主の実の弟ヤコブが48年ごろ,
国外に散っているユダヤ人キリスト者に
向けて書いています。
○
ヤコブ1章
「忍耐」
(ヤコブ1:3−4)
「あなたがたの知っているとおり,
信仰がためされることによって,
忍耐が生み出されるからである。
だから,なんら欠点のない,
完全な,
でき上がった人となるように,
その忍耐力を
十分に働かせるがよい。」
信仰から忍耐が生じ,
完全な人になっていきます。
○
ヤコブ2章
「義とされる」
(ヤコブ2:25)
「同じように,
かの遊女ラハブでさえも,
使者たちをもてなし,
彼らを別な道から送り出した時,
行いによって
義とされたではないか。」
遊女ラハブの信仰の行いが,
神の前に義と認められました。
○
ヤコブ3章
「小さな火でも」
(ヤコブ3:5)
「それと同じく,
舌は小さな器官ではあるが,
よく大言壮語する。
見よ,ごく小さな火でも,
非常に大きな森を
燃やすではないか」
口に出すことは,
わたしたちが
罪人になることもあり,
信仰による義人と
なることもあります。
○
ヤコブ4章
「喜びを憂いに」
(ヤコブ4:9)
「苦しめ,悲しめ,泣け。
あなたがたの笑いを悲しみに,
喜びを憂いに変えよ。」
わたしたちの心を
この世の苦しみから,
神の喜びに変えましょう。
○
ヤコブ5章
「心を肥やす」
(ヤコブ5:5)
「あなたがたは,
地上でおごり暮し,
快楽にふけり,
『ほふらるる日』のために,
おのが心を肥やしている。」
主が来られるときまで,
主が与えてくださることを
喜びましょう。
(H.N)
2016.10.1