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朝の光(聖書の言葉)

創世記 2 4-11章 (カイン~バベルの塔) 解説 2018.2.24

創世記  4-11章


(カイン~バベルの塔)




アベルとカイン

 

(創世記4:3-5)


「ある時期になって,

カインは,

地の作物から主へのささげ物を

持って来た。

また,

アベルは彼の羊の初子の中から,

それも最良のものを,

それも自分自身で,持って来た。

主は,

アベルとそのささげ物とに

目を留められた。

だが,カインとそのささげ物には

目を留められなかった。

それで,カインはひどく怒り,

顔を伏せた。」

 

ここ(創世記)では,

アベルのささげ物が

優れているという理由は,

示されていません。

 

カイン自身が

正しくなかったからではないかと,

考える人もいます。

 

新約聖書では,

アベルが信仰によってすぐれた

捧げものをしたと記してあります。

 

 

(ヘブル11:4)


「信仰によって,

アベルはカインよりも

すぐれたいけにえを神にささげ,

そのいけにえによって

彼が義人であることの証明を

得ました。

神が,

彼のささげ物を良いささげ物だと

あかししてくださったからです。

彼は死にましたが,

その信仰によって,

今もなお語っています。」

 

 

アベルの血

 

(創世記4:10)


「そこで,

仰せられた。

『あなたは,

いったいなんということを

したのか。

聞け。

あなたの弟の血が,

その土地から

わたしに叫んでいる。』」

 

正しいアベルが

カインの罪によって,

血を流しました。

 

そこに,

イエスの十字架の型を新約聖書は,

示しています。

 

 

(ヘブル12:24)


「新しい契約の仲保者イエス,

ならびに,

アベルの血よりも

力強く語るそそがれた血である。」

 

イエスの血は,

ゆるしと愛とを示しています。

 

 

 

アベルに罪はないが血を流し,

カインの罪はアベルを殺しました。

 

ここにイエスの型があります。

 

このカインにも,

神は救いを与えます。

 

 

(創世記4:15)


「主はカインに言われた。

『いや,

それゆえカインを殺す者は,

だれであれ七倍の復讐を

受けるであろう。』

主はカインに出会う者が

だれも彼を撃つことのないように,

カインにしるしを付けられた。」

 

 ☆彡

 

 アベルとカイン

 

(創世記4:1-16)

人は,その妻エバを知った。

彼女はみごもってカインを産み,

「私は,

主によってひとりの男子を得た。」

と言った。

彼女は,それからまた,

弟アベルを産んだ。

アベルは羊を飼う者となり,

カインは土を耕す者となった。

ある時期になって,カインは,

地の作物から

主へのささげ物を持って来た。

また,

アベルは彼の羊の初子の中から,

それも最良のものを,

それも自分自身で,持って来た。

主は,アベルとそのささげ物とに

目を留められた。

だが,カインとそのささげ物には

目を留められなかった。

それで,カインはひどく怒り,

顔を伏せた。

そこで,

主は,カインに仰せられた。

「なぜ,あなたは憤っているのか。

なぜ,顔を伏せているのか。

あなたが

正しく行なったのであれば,

受け入れられる。

ただし,

あなたが正しく行なっていないのなら,

罪は戸口で待ち伏せして,

あなたを恋い慕っている。

だが,あなたは,

それを治めるべきである。」

しかし,

カインは弟アベルに話しかけた。

「野に行こうではないか。」

そして,ふたりが野にいたとき,

カインは弟アベルに襲いかかり,

彼を殺した。

主はカインに,

「あなたの弟アベルは,

どこにいるのか。」

と問われた。

カインは答えた。

「知りません。

私は,

自分の弟の番人なのでしょうか。」

そこで,仰せられた。

「あなたは,

いったいなんということを

したのか。

聞け。あなたの弟の血が,

その土地からわたしに叫んでいる。

今や,

あなたはその土地にのろわれている。

その土地は口を開いてあなたの手から,

あなたの弟の血を受けた。

それで,

あなたがその土地を耕しても,

土地はもはや,

あなたのためにその力を生じない。

あなたは地上をさまよい歩く

さすらい人となるのだ。」

カインは主に申し上げた。

「私の咎は,大きすぎて,

にないきれません。

ああ,あなたはきょう私を

この土地から追い出されたので,

私はあなたの御顔から隠れ,

地上をさまよい歩く

さすらい人と

ならなければなりません。

それで,

私に出会う者はだれでも,

私を殺すでしょう。」

主は彼に仰せられた。

「それだから,

だれでもカインを殺す者は,

七倍の復讐を受ける。」

そこで主は,彼に出会う者が,

だれも彼を殺すことのないように,

カインに一つのしるしを下さった。

それで,

カインは,主の前から去って,

エデンの東,ノデの地に住みついた。

 

 ○

 

 エノク


 (創世記5:24)


「エノクは神と共に歩み,

神が取られたのでいなくなった。」

 

アダムとイブの罪によって,

死が入りました。

 

エノクに罪がなかったので,

死の罰はなく,召天されたのです。

 

 ♪ 「主と共に歩む」 

(新聖歌355)

 1.

主と共に歩む 

その楽しさよ

主の踏(ふ)み絵いし 

御跡(みあと)をたどる

 

(折り返し)

ひと足ひと足 主にすがりて

絶えず絶えず われは進まん

      

2.

赤子(あかご)に等(ひと)しき 

か弱(よわ)きわれは

ただ主にすがりて いのちに歩まん

 

3.

花咲く野原も 

血に染(そ)む谷も

導(みちび)かるるまま 

主と共に行かん

       

4 .

エノ クの如(ごと)くに 

われを も上に

移させ給 (たも)うまで 

日々主と歩 まん

  

  ○ 

   

神と 共に歩むノア

  

(創世記6:5-9)

 

「主は,

地上に人の悪が増し,

常に悪いことばかりを

心に思い計っているのを

御覧になって,

地上に人を造ったことを後悔し,

心を痛められた。

主は言われた。

『わたしは人を創造したが,

これを地上からぬぐい去ろう。

人だけでなく,

家畜も這うものも空の鳥も。

わたしはこれらを

造ったことを後悔する。』

しかし,ノアは主の好意を得た。

これはノアの物語である。

その世代の中で,

ノアは神に従う無垢な人であった。

ノアは神と共に歩んだ。」

 

 「ノアは神に従う

無垢な人であった」

とあります。

 

ノアは正しい人でした。

 

神はノアを助け,

悪を計っていた人々を

滅ぼそうとします。

 

ノアは信仰により,

船を造り,乗り込みました。

 

船はイエスの型でした。

 

 悪の中から,

御心にかなうものを選び,

救い出すことは神の方法です。

 

ノアを選び出し,

信仰のない者から救い出しました。


神の救いは,

神の歴史の中に繰り返されます。

 

 ○

 

 


ノアの方舟・神の契約

 

(創世記9:11)


「わたしは

あなたがたと契約を立てる。

すべて肉なるものは,

もはや大洪水の水では

断ち切られない。

もはや大洪水が

地を滅ぼすようなことはない。」

 

洪水が終わり,

ノアとノアの息子の三人が助かります。

 

そして,

神はノアと三人の息子たちに

次のような契約を結びます。 

 

(創世記9:9-14)


「さあ,

わたしはわたしの契約を立てよう。

あなたがたと,

そしてあなたがたの後の子孫と。

また,

あなたがたといっしょにいる

すべての生き物と。

鳥,家畜,

それにあなたがたといっしょにいる

すべての野の獣,

箱舟から出て来たすべてのもの,

地のすべての生き物と。

わたしは

あなたがたと契約を立てる。

すべて肉なるものは,

もはや大洪水の水では断ち切られない。

もはや大洪水が

地を滅ぼすようなことはない。」

さらに神は仰せられた。

「わたしとあなたがた,

およびあなたがたといっしょにいる

すべての生き物との間に,

わたしが代々永遠にわたって

結ぶ契約のしるしは,これである。

わたしは雲の中に,

わたしの虹を立てる。

それはわたしと地との間の

契約のしるしとなる。

わたしが地の上に雲を起こすとき,

虹が雲の中に現われる。」

 

(ヘブル11:7)

「信仰によって,ノアは,
まだ見ていない事がらについて
神から警告を受けたとき,
恐れかしこんで,
その家族の救いのために
箱舟を造り,
その箱舟によって,
世の罪を定め,
信仰による義を
相続する者となりました。」

 

 ○



 


バベルの塔

 

(創世記11:4)


「そのうちに

彼らは言うようになった。

『さあ,われわれは町を建て,

頂が天に届く塔を建て,

名をあげよう。

われわれが全地に

散らされるといけないから。』」

 

 

人類最初の罪は,

「神のように善悪を知る者」

(創世記3:5)

になろうとしたことにありました。

 

人間が神に

取って代わろうとするところに,

人間の根源的な罪があります。

 

神は創造者であり,

人は被造物です。

 

 

 

 

バベルの塔は,

五旬節の日(使徒2章)と

比べられます。

 

(使徒2:1-4)


「五旬節の日がきて,

みんなの者が

一緒に集まっていると,

突然,

激しい風が

吹いてきたような音が

天から起ってきて,

一同がすわっていた家いっぱいに

響きわたった。

また,舌のようなものが,

炎のように分れて現れ,

ひとりびとりの上にとどまった。

すると,

一同は聖霊に満たされ,

御霊が語らせるままに,

いろいろの他国の言葉で

語り出した。」

 

 

 

 2018-02-24

 



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