ゲッセマネの祈り
(マルコ14:36)
「またこう言われた。
『アバ,父よ。
あなたにおできにならないことは
ありません。
どうぞ,
この杯をわたしから
取りのけてください。
しかし,
わたしの願うことではなく,
あなたのみこころのままを,
なさってください。』」
イエス・キリストは
2つのことを祈っています。
第1に,
十字架の死の苦しみを避けること。
第2に,
自分の思いではなく,
神のみこころをなすこと。
イエス・キリストは,このとき,
救いのために
全人類のために罪を背負って,
身代わりとなり神の裁きを
引き受けることを受け入れます。
ゲッセマネの祈り
(マルコ14:32-42)
ゲツセマネという所に来て,
イエスは弟子たちに言われた。
「わたしが祈る間,
ここにすわっていなさい。」
そして,ペテロ,ヤコブ,ヨハネを
いっしょに連れて行かれた。
イエスは深く恐れ
もだえ始められた。
そして彼らに言われた。
「わたしは
悲しみのあまり死ぬほどです。
ここを離れないで,
目をさましていなさい。」
それから,
イエスは少し進んで行って,
地面にひれ伏し,
もしできることなら,
この時が自分から
過ぎ去るようにと祈り,
またこう言われた。
「アバ,父よ。
あなたにおできにならないことは
ありません。
どうぞ,
この杯をわたしから
取りのけてください。
しかし,
わたしの願うことではなく,
あなたのみこころのままを,
なさってください。」
それから,イエスは戻って来て,
彼らの眠っているのを見つけ,
ペテロに言われた。
「シモン。眠っているのか。
一時間でも目を覚ましていることが
できなかったのか。
誘惑に陥らないように,
目を覚まして,祈り続けなさい。
心は燃えていても,
肉体は弱いのです。」
イエスは再び離れて行き,
前と同じことばで祈られた。
そして,また戻って来て,
ご覧になると,
彼らは眠っていた。
ひどく眠けがさしていたのである。
彼らは,
イエスにどう言ってよいか,
わからなかった。
イエスは三度目に来て,
彼らに言われた。
「まだ眠って休んでいるのですか。
もう十分です。
時が来ました。
見なさい。
人の子は
罪人たちの手に渡されます。
立ちなさい。
さあ,行くのです。
見なさい。
わたしを裏切る者が
近づきました。」
2014-04-14