素焼の窯づめ準備のため、成形を終えている個々のつちびとの微調整と確認を
今日も続けている
その中で・・二つのつちびとのタイトルが決まっていないことに気づく
老人と老犬のつちびとと
もう一つは祈っている子
ますます・・言葉が浮かんでこなくなっている
心には・・何かがあることはわかるのだけれど
自分のイメージに近いタイトルの言葉が浮かばない
これまで積み重ねてきた言葉が・・どんどん消えていき
ピッタリの言葉が出てこない
焼き終わったら浮かぶのだろうか
いつか・・ふと降りてきてくれるのだろうか
いつも頭にもやがかかっている気がする
言葉が・・あんなに好きだったというのに
だけど・・若松英輔さんの『生きる哲学』の第三章 祈る 原民喜の心願
という文章な中に
言葉は原にとって、何かを表現するものであるより表現することができない何ものかの周辺を縁取るものだった。
という記述がある
ふと思う
私にとってのつちびともそうなのではないか
表現することができない何ものか・・その形を必死で探している
ましてや・・
それを一言で表すタイトルなんて
浮かばなくても詮無いことか
そんなふうに自分を慰めてみる
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