ワイアートでのつちびと展でのつちびと達の配置について
最後の最後まで考えた
ワイアートの空間の壁面に沿った部分には
日常の穏やかな暮らしの中のつちびとを配置した
そして・・
真ん中の3つの台には
日常を奪われた3つの子供たちのつちびとを置いた
その3つのつちびと達を、ぐるっと取り囲む日常のつちびと達の姿が
穏やかに微笑んでいればいるほど・・
真ん中のつちびと達の哀しみが・・より伝わればいいなと思った
笑っていられるということが・・
たいせつな人が普通にそばに居てくれることが・・
ちっとも普通ではないこと
そのことを際立たせたかった
そして・・ぐるっと囲むつちびと達と・・3つの子供たちをつなぐものとして
『alive―—淋しい人にだけ聞こえる唄がある』を配置した
道化師の吹く唄が・・
日常を穏やかに送れている存在にだけではなく
日常を奪われている存在にこそ届いていたらいいなあと
私は願った
はじめは、身近に居たたった一人の淋しい老女のために道化師が吹きはじめた唄が
やがて・・場所を超え、時を超え
淋しい人や哀しい人に届く
だけど・・
それはきっと・・こよなく優しい唄なのだろう
そうであって欲しい
そんなことを夢想する
『爆弾の降らない夜に』というタイトルを
あえて・・ワイアートでのつちびと展に選んだように
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