これまでお互いのお誕生日においしいものを食べていた娘との食事会、この2年ほどしていなくて
昨日・・3年ぶりぐらいに二人であるレストランに行った
久しぶりに・・アクリルボード越しに、交わせていなかった何回か分のおめでとうの乾杯をした
そのレストランは・・3年前見つけて死ぬまでには行ってみたいと私が思っていたレストラン
思っていた通り吟味された食材で・・作り上げられたアートのような一皿一皿
おいしいものを食べることのありがたさをしみじみ思う
命をいただきながら・・
いただいた命たちが私の体にしみこんでいく
そして・・この秋
燈舎(ともしや)という食堂で、あえてつちびと展をする意味を思う
普段の私の生活は・・パックご飯や冷凍食品
買ってきたお惣菜を・・一人でとりあえず食べる暮らし
それらは確かに良くも悪くも私の体を維持しているが
私を救ってはくれていないのだなあと改めて思った
以前見た料理本で、辰巳芳子さんが汁物やスープのことを
『おつゆ』と呼ばれ・・その字に『お露』とあてられていた時
食べ物が一滴の露のように染みわたるイメージが湧いた
あと何日持つかわからなくなった母に・・そして施設から飲食を止められていたが
家から持って行ったおつゆを・・唇につけて母にほんの少し含ませたことを思い出した
だからなのか・・
食べることを提供する場で・・つちびと展をしたいと思ったのだ
おいしい料理が飲み物が細胞に染みわたり
近くでたたずむつちびとの存在が、心に染みわたる
そんな展示会をしたいと思ったのだ
全ての食事を終え
娘が・・「お母さん写真撮っとく?」と聞いてきた
「白髪だらけでノーメイクやし」と、一瞬迷う私に
「大丈夫大丈夫」と背中を押してくれた
これがその1枚
白髪はもちろん・・垂れたまぶたや首のしわも
全部含めて69歳の私だ
そして・・いとおしい私だ
同じような感覚をこの秋、燈舎でのつちびと展に来てくださった方たちにも感じていただけたらいいなあと願う
命をいただきながら・・
それだけではない何かを心に染みわたらせることのできる展示会になったらいいなあと願う
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★ この秋のつちびと展の予定です
可南つちびと展 in燈舎(ともしや)
『灯りをいただく』
2022年10月8日(土)~16日(日)
14:00~23:00 作家在廊 およそ14:00~20:00
入場無料 ワンドリンク制(¥400~)
*混みあう場合、入場をお待ちいただく場合がございますがご了承ください。
燈舎(ともしや)
〒534-0011大阪府大阪市都島区高倉町1丁目1-17 06-6926-2323
https://www.instagram.com/tomoshiya_miyakojima
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