これまでに読んできた本の整理をしている
三分の一くらいは処分しようと・・区分できた
人生の後半からでもこれだけの本を読んだのかと
自分でも驚く
そして・・読んだはずの大部分を記憶していないことに
もっと驚く
どうしても捨てられないものだけを選んで
残しておこうとしているのだけれど
その判断に時間のかかること!
さらに・・過去に書いたノートの何冊かも
本の間から出てきて
そこには日々の覚書、お金の計算、感じたことなどなど・・
脈絡もなく書かれている
それらのノートも不必要なものは処分しようと
1冊目を開いた
その何ページ目かに、かつて旅立ったジュニアのことが書かれていた
ジュニアを抱く
気持ちよさそうにすべてをゆだねて
身を任せている彼を じっと見つめていると
涙が出てくる
こんなにもありありと
温もりも形も反応もあるのに
そう遠くはないいつか
跡形もなく消えてしまうんだと言う想いが、迫ってくる
そして・・・その先に
まったく同じように 私も消えてしまう
そんなことを 毎日、毎日 想っている
この腕の中の物体は
ジュニアで
そして 私
すべての人間が
「死ぬ」という・・言葉ではなく
みんなが一律に跡形もなく消え去る存在であることを、思えばいい
だから・・無駄に消し去らないで
だから 殺さないで
このノートには、2015年にワイアートで開いたつちびと展のタイトル『待春』という言葉が走り書きされていたから
2015年の頃のノートなのだと思う
たった1匹の愛しい猫の死に向かう姿を見つめながら
当時もこんなことを書いていたことに少し驚く
私・・びっくりするほど変わらないなあ
だけど・・
これまで読んだ本のほとんどを憶えていないように
自分の書いた言葉すら記憶からは消えているから
その時の気持ちを思い出すことはとても大切に思えてきて・・
きっと
ノートは捨て去ることはできないかもしれないなあ
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