昨日、久しぶりによる娘と食事に行った
お互いの好きなものを思いつくままに注文して
乾杯した
乾杯の時の掛け声は・・「個展お疲れ様～」との
私へのねぎらいの言葉だった
ぎゃらりいホンダのつちびと展で
一番多く質問を受けたのが・・『月白（つきしろ）』というつちびとのタイトルだった
私と娘は・・いろいろあった親子で・・
そんな日々があったから
このつちびとが生まれたのだと思う
そして・・いざタイトルをと考えた時
漠然と月の満ち欠けが浮かんできた
月が欠けても・・いつかまた満ちる時がやって来るように
親子の関係もそうであったらいいなと願った
そして・・選んだタイトルが『月白（つきしろ）』
この単語は面白いことに月白（げっぱく）と読むと
月の光を思わせる 薄い青みを含んだ白色 のことらしく
「月白」（つきしろ）と読むと
月が東の空に昇るの際に空がだんだん明るく白んでいく様子 を指し、
特に月見客が十五夜を待ち焦がれる思いを表すこともあるらしい
「つきしろ」と読むことで・・
私は、満ちる月を待ちこがれることと、親子の修復を願う気持ちを重ねた
そしてこのつちびとが表紙に使われた娘・咲セリの本の一文が
高校の入試問題に使われたと娘から聞いた
不思議なめぐりあわせ
これからも・・また私と娘との関係は、
月が欠ける時が来るように行き違うこともあるだろう
だけど・・それでも月のように満ちる日はいつか必ず訪れる
昨日・・お互いの胃を心配しなければならないほど
いっぱい食べた
そんな時間を持てた
私にとっては・・満月の夜だった
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