今日は斜里川の上流で釣りをしました。
中標津の方から清里峠を抜けて緑らへんから緑ダムに向かう道に入ります。
ちょっと走ると緑ダムへの道と男鹿の滝に向かう斜里川林道の二手に別れていて、林道の方に入りました。
男鹿の滝まで行かず、途中の林道沿いを釣ります。
林道は走りやすく駐車スペースも沢山あり、今日は先日の雨で多て少増水していましたが釣り上がりやすく、水底は砂利と石で、適度に岩も配置されていてとてもいいばしょです。
竿を組み立ててラインを出そうとすると、リールが回りません。恐らくいつも水の中に平気で竿を置くので錆びてしまったのだと思います。
タックルベリーで1000円で買った奴なので余計だと思います。
力ずくでリールを逆回しにしてラインを出して釣ります。
まぁフライのリールはライン収納のためみたいなものだと思っているのでなんとかなります。
いいポイントだらけで、毛鉤を落とすと3、2、1、はいきた!という感じでオショロコマと小さなヤマメが釣れます。
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斜里川のオショロコマは初めて釣りますが、とてもパワフルで綺麗です。
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一匹面白いオショロコマが釣れました。
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腹ビレが長いオショロコマです。
実家で飼っている金魚のコメットに似ています。
このオショロコマは流れの無いところで、沈んでいる木の陰から出てきました。
とても痩せていて弱々しいです。
恐らくヒレのバランスが悪く、泳ぐのが難しく、餌も効率よくとれないのだと思います。
そうだとしたら、それは人間の世界ではハンディキャップと呼ばれるものです。
この魚は斜里川上流の渓流という環境下でハンディを抱えていることになります。しかし、自分にとって厳しい環境の中で、流れの無いところの流木の陰という場所を見つけました。
ただ、せっかく見つけたその場所は林道沿いの広い駐車スペースから簡単に入り人の目にとまる場所です。
実際僕が釣ったように、これから誰かに釣られてしまうかもしれません。もうすでに何度も釣られているのかもしれません。
他のどのオショロコマよりも綺麗な一匹になれる可能性がとても脆いことに僕はとても残念で悔しく思いました。
僕はこの魚が人になるべく見つからないような流れの弱い場所を見つけて放してあげようか迷いました。しかしそれは余計なお世話だと思いました。
この魚はその場所を自分で選んだということ、この魚にとってのいい場所とは、この魚にしかわからないということ。
この魚は自分の力で泳いで、より自分にあった場所を見つけることだってできるでしょう。
僕は結局この魚をもとの場所に戻しました。
どうか自分の力で生き延びてオンリーワンを勝ち取って欲しいと思います。
斜里川は頑張ったらきっとご褒美をくれるはずです。