こんにちは。
9月9日、確か救急の日だったような・・・。
昨日、Hさんが一冊の本を返しに来てくれました。
糸井重里さんの本です。
娘が今から6年ほど前に東京で就活していた時に出会った本です。
なかなかうまくいかなくて(落ちて)凹んでいた時に、スターバックス(落ち着くそうです)
のある駅目指して山手線をグルグル。
ふらっと立ち寄った小さな本屋で見つけたそうです。
「働く」、と言うことの考え方を明るい方へ捉えなおさせてくれたようです。
面接に行く時の気持ちが良い方向へ整えられたようです。
私も読みました。悪くない、良いな、こんな本初めて。
仕事で体調を壊した若い女性の友人にも貸してあげたら、とても喜んで
貰えました。 好きな仕事に就いていたので残念でしたが
友人の息子さんもちょっと、まわりの友達よりスタートが遅れていて
お母さんは焦っておられるようです。
こんな本がうちにあるけど、ちょっと古いけど良かったら!
お母さんは読まれたのですが、息子さんは読まれませんでした。
本の題名が良くなかったのか・・・。
彼は働きたくないそうです。
そうか、社会にでるのが怖いのか、確かにブラック企業が問題になったりしているしな。
娘もそういう会社に引っかかって3ヶ月で辞めました。
出来る限りの話を色々して別れたのですが、この本と出逢う、同じころに
「働かざる者食うべからず」、と言う有名な聖書の言葉にちょっと悩んだ事が
ありました。
直接にではありませんが、ほとんど専業主婦の集まりの時に、別の立場にある人から
全員に向けて、軽くですが投げかけられました。
今の生活が精一杯でしたが、お金を得ると言う働き方をしている訳ではないので
しばらく悩み続けました。
色んな事言う人いますし。
そんな時に、曽野綾子さんのこの本がベストセラーになっていて、
TVでこんな風に言っておられました。
~日本では、「働かざる者食うべからず」といういい方が一般的なようですが、
これは正しくありません。
この社会には、働きたくてもどうしても働けない人もいるからです。
しかし、働けるのに働きたくないという人は、食べられないのが当たり前と思わなければならない。
そういう人たちまで食べさせてあげようとするから、社会が堕落するのです~
曽野綾子さんはそんなに好きではありませんが、この言葉には正直救われました。
身体があまり丈夫ではない人、障がいのある人達がネットで同じように、
理解の仕方を間違っていた、と言っておられます。
自分は生きていてはいけないのかとさえ。
100働けなくてもその人の体や気持ちの状態に出来るだけ配慮した仕事の世界、
と言う社会にできないものでしょうか。70でも30でも。
お金が貰えるとかの問題だけに拘らずに、何か、誰かの役に立つ事で認められて。
96歳の母(前出)、とても元気で食っちゃ寝、食っちゃ寝の毎日です。
洗濯物くらいたためばいいのに(笑)
ご訪問ありがとうございました。 ごきげんよう