こんにちは
今日はちょっと寒いですね。明日は(3月6日)啓蟄ですが・・・
昨日は石巻のさば缶を持って来てくれたHさんのお話をしました。
NHKのニュースからも、Hさんからの情報でも、被災地では精神疾患にかかっている人が
増えている、と聞きました。 うつ病ですね・・・。
明日、そういう病気の治療方法についての勉強会に行ってきます。
結論から言えば、まだ、やっと10年にしかならないこの病気の学会、正しい治療は
どうしたら良いのか、どういう治療が適切なのか、という事を学びたいと思います。
東北でどういう治療が行われているのか分かりませんが、勉強会の主催者である団体の資料には
精神症状の捉え方として
「その人の置かれた環境、抑圧的な人間関係が引き起こす正常な反応」
とする表現が書かれてあります。
でも、今の日本の精神医学は脳に何らかの生物学的な問題があるとする考え(生物学的精神医学)
に席巻されている、と。
イギリスにいた友達は10年近く前、耐えられないほど辛い体験をしました。
国としてうつ病治療に力を入れているイギリスは随分前に薬物療法をやめたそうです。
治療はカウンセリング中心とテレビでも見ました。そして、医療費はすべて無料。
当然、待ち時間は長くなります。治療時間も。 その間に悪化することも考えられますが
友人はそんな中、受診できませんでしたが、家族の理解の元、ゆっくりと自宅療養してすっかり元気になりました。
私は自分の経験から薬物療法は薦めたくありません。恐い副作用を何回か経験しました。
家族、友人、親せき、心を許せる人とたっぷり話す。気持ちの済むまで話す。
それに、尽きるかな、と思います。
そこから、環境を変えてみる、人間関係を見直すなどの手を打つ。
(家族は受診せずに会社を辞めました。(ブラック企業))
東北の人に抗うつ剤を飲んで、元気になって、がんばってください、なんて
突き放すようなこと言えない。
現実が厳しいのに薬でがんばれ、なんてムチャクチャだと思う。
もっと、抜本的な復興を国ががんばってほしい。
福島のおばあちゃんは、とても不謹慎だと前置きしながら、津波に流された方が
どれだけあきらめがつくか。目の前にちゃんと建ってる懐かしい家に帰れなくて
こんな辛い事はない、と話しておられました。
何だかちょっと深刻なブログになってきたのでこの辺にします。
極めて人間的な反応をした精神の治療には、熱い血の通った人間的なてあてを
望みます。
ご訪問ありがとうございました。 ごきげんよう