あさサン

大好きなお菓子と日々のささやき

アメイジンググレイス

2014-11-27 | 家族

おはようございます

今朝のカクタスです。蕾の紅が濃くなってきました。

テレビで毎日紅葉中継が放送されています。テレビででも

うっとりします。明日は滋賀県多賀町の、すみません、ちょっと

聞き逃しました(-_-;) 明日、おはよう日本、7時半頃でしょうか。

 

昨日、母は娘を見るなり

「久しぶりねぇ、もう2,3年会ってなかったね」

(いえ、この間、ひと月ほど前に来ましたよ)

今、お世話になっているホームが有難いところだと喜んで、

「ここは確かご飯も出してくれるんだよ!」

(出ないと大変です)

孫の旅行写真を見て(9月に一人旅してきました)

「綺麗だねぇ、やっぱりびわ湖は」

(それは、地中海です)

 

こんなとんちんかんな会話を続けていましたが、

この母に10月初めごろ、猛烈に頼りたくなりました。

お母さん、助けて欲しい。隣に寝て欲しいとさえ願いました。

いい年してるのにです。母の所へは規則で電話は出来ないので

訪問時以外はもっぱらFAXの一方通行です。

昔、おばあちゃん(義母)もおじいちゃんの命があと残り少ない、

と分かった時、もうとっくに亡くなったけど、自分のお母さんに

会いたいと話してくれました。その時のおばあちゃんの気持ちが

今頃になって分かりました。

 

9月の末に転移の可能性があると言われてから、不安感と

恐怖感で眠れなくなりました。ほとんど大丈夫と言われても

疑ってしまったり、ネットで色々調べたり・・・。

そんな時、一番母に会いたくなりました。母を頼りたくなりました。

神さまではなく。

時間と家族と別の科の医者にアドバイスを貰ったりして何とか

乗り越え、今は気持ちも落ち着きました。

楽しいコンサートにも行くことが出来ました。

そして、ある映画に強く励まされました。

「ザ・テノール」という映画です。

実在の世界的テノール歌手、ベー・チェチョルさんの闘病記です。

現在、再び活躍されています。

甲状腺がんという歌手人生にとって致命的な病気の宣告。

厳しい手術、トラブル、日本の医師による奇跡的な再手術の成功。

 

でも、後遺症は残ります。辛いリハビリをして、カムバック

を果たすまでの壮絶な半生が描かれていました。

復帰後、初めて教会で歌った曲がアメイジンググレースだと

言われてます。

ラスト、大ホールでの熱唱は感動的でした

 

パンフレットに書かれていたチェチョルさんの言葉が胸に

焼き付き、とても励まされました。

”病になったことが結果的にはよかった”と

インタビューに答えておられました。

そのような気持ちになれることは、大変な経験をされたからだと

思いますが、不安で、恐怖で一杯だった私の心を強めてくださった

事は事実でした。

昨日、讃美歌を歌い終わった母に帰りがけ

「身体、大丈夫だね、何ともないね。」と訊かれた時は

ちょっと涙が出そうになりました。でも、

何があってもがんばりま~す。

12月はクリスマスの歌を歌おうね

 

 

 

ご訪問ありがとうございました。 ごきげんよう

 

 

 

 

 

 

 



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