すずめの戸締まり
九州の静かな町で生活している17歳の岩戸鈴芽は、”扉”を探しているという青年、宗像草太に出会う。草太の後を追って山中の廃虚にたどり着いた鈴芽は、そこにあった古い扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で扉が開き始めるが、それらの扉は向こう側から災いをもたらすのだという。鈴芽は、災いの元となる扉を閉めるために旅立つ。
感想
災害で廃墟になってしまった町に“扉”はある。
すずめは各地を旅して、開いた扉を閉じていく。
つまり、災害が起きた場所を悼んでいるのだ。
最後にミミズを要石で封印することで映画は終わる
最後の扉があるのは東北。
なんでもこの映画は東日本大震災がテーマだという。
映画の最後、すずめが自分自身の幼少期の少女に対していう
「私はね、すずめの明日!」
被災したとしても、被災者にも希望はある。
何もかも無くして絶望しても絶対に明日は来る。
明日には明日の風が吹く。
被災したら誰もがきっと残酷な現実を受け入れられずに絶望する。
言葉にならない喪失を抱えて、厳しい世の中を頼るあてもなく、生きていくこの辛さ。
どれだけ辛いか、しんどいか。
被災者の辛さを思わずにはいられない。
それでも、この映画を見て
明日を生きる活力にしてほしいと切に願う。
しんどいときは、ハーブティーを飲みましょう。
ハーブティーに蜂蜜を🍯