実はまだ終わってなかったアルーバ旅行記再開します。
「ってことはオレたち一回休み?」
「一回で済めばいいでちけどね、むかつきまちねえ。」
「ってことはオレたち一回休み?」
「一回で済めばいいでちけどね、むかつきまちねえ。」
Day 3の午後。 Villaのお姉さんが予約してくれたレンタカー、ちゃーんと時間に迎えに来てくれました。若いカリブ系のお兄さん、私たちを一目見るや「君たち、ミックスでしょう!」 唖然としました。人種に関する話題ってアメリカでは本当にタブーなので、普段はほとんど「アジア」という言葉さえ耳にしない私たちです。質問の意味を掴みかねて「ええとー?」と答えあぐねていると、さらに「ほら、だってキミ(ブーちゃん)目がチャイニーズみたいだもん。チャイニーズのミックスなんでしょう?」目をキラキラさせて「当たった?」って感じ。いやな感じはぜんぜんしませんでした。差別的な意味じゃないのは明白だったから。でも、アメリカでこれやったら大変なことになりそうだな。
とにかく、「ミックスじゃなくて、日本人よ。」と胸を張って答えたら、「ってことはチャイニーズジャパニーズなんでしょう?」なんでそうなるんだよ!…ってくらいここではアジア人に馴染みがないんでしょうね。それでも中華系のマーケットは何件も見たんだけど、少なくとも日本人はあまりいないのかもしれない。日本人は中国人とは違う国籍で、一応違う人種なのよー、って教えたけど。なんだか細かいことはどうでもよくなってくるアルーバ3日目なのでした。
しかし、日本人はほとんど見かけないものの、ゴージャスな(らしい)Japanese Restaurantはあるし、なにやら「ササキアパートメント」とか「アラシビーチ」なんていう日本語っぽい地名もゴロゴロ。日本由来なのかもしれません。世界はどんどん小さくなっていきそうですね。
そうして借りたレンタカーは、トヨタのヤリス。日本で言うヴィッツで、ひとつ前の型でした。地元でレンタカーを借りるとたいていピカピカで傷ひとつなくて緊張するものだけど、さすがアルーバ。これはもう傷だらけ、テールランプの片方は割れてる、集中ロックなんてとんでもなくて、窓も手動でグルグル回して開ける、とまずめったにお目にかかれないカッコよすぎる車。いいなあ。残念ながらATでしたが。
ここアルーバは、なぜか運転が結構荒いんです。のどかなところで急ぐ必要なんて何もなさそうなんだけど、一般道の制限速度が80kmだし、もうみんな飛ばす飛ばす。それでいて、突然観光客乗せた馬が横切ったりするんで油断ができません。いつものように超頼りになるナビゲーターのブーが隣に乗っていてくれたのでかろうじて運転に集中できたけど、工事の多い街中やほとんど目印もない分かれ道、一人では厳しかっただろうなあ。
信号はこんな。
ガソリンスタンド。どっちのノズルもプレミアムですがな。
ちなみにガソリンは1.25リットル/L くらいでした。ヨーロッパの影響を受けているから単位がSIなんですね。これはありがたい…と言いたいところだけれど、アメリカンスタンダードにすっかり慣らされている我々にはちょっとした混乱となりました。ガソリンの値段は全島均一、種類もひとつ(全部ハイオクだって)ひとつのスタンドにセルフとフルサービスとがあったりします。で、クレジットカードの機械はなくて、現金払い。セルフのときは前もってレジに行ってフルタンク分くらいの金額を払い、入れ終わってからもう一度レジへ行って差額を現金で返してもらう、というややこしいシステムでした。 レンタカーも満タンで借りて満タンで返すというのに慣れすぎていたので、つい「メーター7分目で返すように」と言われていたのを忘れてフルタンクで返してしまったり。これは交渉したけど戻ってきませんでしたねー。
それから、どうも、「一時停止」が極端に少ないような気がしました。その代わりに「先方優先道路」みたいな標識があって、つまり、明らかに車が来なければいちいち停まらなくてもいいってことなんですね。合理的といえば合理的か。多くの交差点はランダバウトでした。これは好きだけど、二重になっているランダバウトは緊張します。慣れるまえに帰ってきちゃった感じです。
滞在先の島の北西から、中央のダウンタウンを通って最南端のベイビービーチまで。そこからちょっと北東をドライブして島の裏側を覗いて戻ってくるルートにしました。なんたって島の端から端まで20kmあまりです。自転車でもいいくらいじゃない?
こんなクルーズ船が観光客をどっさり運んでくるんですね。
ダウンタウンの真ん中
実は、目指していたのは、「魚が食べたい!」と言う私たちに地元の数人が口をそろえて薦めてくれたZeeroverというレストラン。その日に獲れた魚や海老をその場で調理して食べさせてくれると聞いて行く行くモード全開のブーちゃんが張り切ってナビしてくれました。
わーい、見つけた!
ZeerOver
メニューらしきものはこれだけ!
サンタモニカで行ったBubba Gump (トム・ハンクスのフォレスト・ガンプの店)をワイルドにしたような。
番号札とおつり。四角いコインがある! この島では米ドルがそのまま使えます。地元のお金はフローリン。1ドルが1.75フローリンとなっていて、どの店でも最終的に米ドルに計算してくれて、小銭は大抵フローリンで戻ってくる。
待つこと15分くらい?
じゃじゃーん!大きな超安っぽいプラスティックのカゴに入って出てくる。最高!海老と、魚と、ポテトに、なんとバナナのフライ。これが普通フライになるバナナみたいに甘くないやつじゃなくて、普通の甘いバナナのフライなのでびっくりしました。あと、紫オニオンの甘酢ピクルスみたいなのがついてました。
幸せなブーちゃん
ちょっと悲しいブーちゃん
このパパイヤソースがめっちゃくちゃ辛い。甘いんだけど辛い!
微妙に揚げすぎだったけど、お腹いっぱい。満足してベイビー・ビーチへ向かいます。
異様に長くなったので分けます~。
7角形とか5角形は見たこと有るのですが…。
でも幸せそうですねぇ…。いいなぁ…。
7角形ってすごいですね。世界は広いなあ。
子育ては紆余曲折ですよ、ホントに。