Will君、やってくれてます。また1歩下がっちゃった。普段はずいぶん良い子になってきてるんだけど。
ちょうどピアノの調律さんがやってきたときのこと、いくつかの悪い偶然が重なり、Willが玄関のガラス戸からすり抜けて、一目散にお隣の芝刈り機を攻撃に。と言っても、動く鉄の塊を相手に噛みつくわけにもいかないので、ひたすら相手の動きを止めるように回り込んでは、まるで狂ったように吠え付くのです。
もともとモーター音に激しく反応する癖はあるのだけど。それに、隣のご主人はWillが目の敵にするタイプの中年ガッチリ白人男性。前回問題を起こした保険会社の人とよく似た体格・印象の人なのです。歯を剥きだし、自分の家の犬だとわかっていても「これはひどい!」と思うくらいだから相手がそう思うのも無理はなく・・・
激しく罵倒されてしまいました。
当然といえば当然です。自分の家で芝刈りをしていたらよその犬が一直線に走ってきて邪魔をしながら喧嘩を売りまくってるんですから、頭に来ない方がおかしい。そもそも、Willはいつも庭越しにおじさんを見つけては親の敵のように吠え立てているんです…でもね、やっぱりショックだったし、傷つきました。
一体どうしたらいいんだろう、と。もちろんDの指導で、吠えに対する訓練も始めてはいます。でも、シェルティのような吠えるのが仕事の犬に吠えるのを止めさせるのは実は一番難しいのだと、時間がかかることを覚悟するように言われていました。それにしても、家を飛び出してよその敷地に入り込んで吠えるなんて論外です。
実はその前の日、一応スクリュー型の頑丈な杭と10メートルほどの、金属が入った丈夫なロープで前庭の真ん中につなぎ、ブーが庭でスクールバスに馴らすための訓練をしていたそのとき、いつものように猛然とスクールバスに吠え狂ったWillっち、よりによって瞬間的にその杭を引き抜き、長いロープをひきずったまま、スクールバスを追いかけてしまったのです。私は見ていなかったのですが、バスのほんの1~2メートルほど後ろを走り、あのままバスが曲がったらタイヤに巻き込まれて死んだかもしれない、とブーは真っ青になっていました。
何故そうならずに済んだかというと、バスが曲がる前に、道路で立ち話をしていたご近所さん達に気付き、今度はそちらに吠えかかるために立ち止まったせいです。
ちっともプチ問題犬じゃないじゃん!
…とはいえ、Dが今度シェルターから自分のところへアダプトしようとしているジョージ君の超問題っぷりなんかに比べたらWillの問題なんて、これでも赤ちゃんみたいなもんです。…と、シェルターの客を威嚇して楽しむ趣味のせいで6年もシェルターから出られないジョージと比べてみても慰めにならない~
この日はさすがに落ち込みましたが、その後お隣の奥さんとも話し合って、今度Dが来たときにはお隣との関係も含めて指導を始めてもらうことになったので、少し希望が出てきました。Dにはすぐこのことをemailで報告して、外でモーター音に興奮しすぎないよう、毎日リーシュ付きで外に出る訓練を始めるように指導を受けました。
1.リーシュのハンドルを右手にもち、私の胸に付けます。
2.左手はその姿勢を保つよう、リーシュをホールド。Willが引っ張っている限りはてこでも動きません。
3.犬がリラックスしたら動いていい。
4.スクールバスが通る間、少しでも冷静でいられたら、そのすべての瞬間を大げさに褒め、普段よりももっと価値の高いおやつを与えまくる。
でも最初のうちはこれもうまくいかないかも、と言われました。なぜなら犬にとって「FREEDOM IS THE HIGHEST REWARD FOR A DOG(犬にとって自由はどんなおやつよりも価値の高いご褒美だから)」とのこと。実際、モーター音を聞きつけてダッシュするWill助には他のものが目に入る余裕はなさそうです。とにかく、半年から1年かけるつもりでゆっくりと小さなステップで進めること。焦って失敗するとまた気の遠くなるような時点まで戻ってやり直さないといけなくなる。
「Remember to keep the sessions SHORT AND POSITIVE! (訓練は犬が楽しく、良いことと思える短い時間で切り上げるのを忘れないで!)」
これも難しいです。長くても3分以内で、っていうことなんですが、3分って、まだ最初の何も動いていない状態だったりして。ようやく褒めることができ始めて、これからっていうところで時間切れ。これは人間側にも(にこそ)辛いんです。そこが犬にとってのポイントなんですけどね。「もっとやりたーい」と思わせて訓練を楽しいものにしていく、ああ、本当に気が遠くなるような道のりです。
ところで、困ったチャンのうぃる之助だけど、実は役に立つこともあるんですよ!
コレールのボウルいっぱいにザクロの実をほぐして持ってきてくれたフーちゃん、私の「こぼさないでね」という言葉がプレッシャーとなったのか、次の瞬間、見事床にザクロのつぶつぶをボウルいっぱい分ぶちまけてくれまして・・・。
号令を待っております。
「お掃除はバキューム犬に任せてくださいでちっ!」
猛烈な働きっぷりに感心しました。ええ、床はあっという間にぴっかぴかです。他に何か、役に立つ道を見つけられるといいんですけどねー。Dには「可愛く生まれて超ラッキーよ、アンタは」と言われております。ハイ
ちょうどピアノの調律さんがやってきたときのこと、いくつかの悪い偶然が重なり、Willが玄関のガラス戸からすり抜けて、一目散にお隣の芝刈り機を攻撃に。と言っても、動く鉄の塊を相手に噛みつくわけにもいかないので、ひたすら相手の動きを止めるように回り込んでは、まるで狂ったように吠え付くのです。
もともとモーター音に激しく反応する癖はあるのだけど。それに、隣のご主人はWillが目の敵にするタイプの中年ガッチリ白人男性。前回問題を起こした保険会社の人とよく似た体格・印象の人なのです。歯を剥きだし、自分の家の犬だとわかっていても「これはひどい!」と思うくらいだから相手がそう思うのも無理はなく・・・
激しく罵倒されてしまいました。
当然といえば当然です。自分の家で芝刈りをしていたらよその犬が一直線に走ってきて邪魔をしながら喧嘩を売りまくってるんですから、頭に来ない方がおかしい。そもそも、Willはいつも庭越しにおじさんを見つけては親の敵のように吠え立てているんです…でもね、やっぱりショックだったし、傷つきました。
一体どうしたらいいんだろう、と。もちろんDの指導で、吠えに対する訓練も始めてはいます。でも、シェルティのような吠えるのが仕事の犬に吠えるのを止めさせるのは実は一番難しいのだと、時間がかかることを覚悟するように言われていました。それにしても、家を飛び出してよその敷地に入り込んで吠えるなんて論外です。
実はその前の日、一応スクリュー型の頑丈な杭と10メートルほどの、金属が入った丈夫なロープで前庭の真ん中につなぎ、ブーが庭でスクールバスに馴らすための訓練をしていたそのとき、いつものように猛然とスクールバスに吠え狂ったWillっち、よりによって瞬間的にその杭を引き抜き、長いロープをひきずったまま、スクールバスを追いかけてしまったのです。私は見ていなかったのですが、バスのほんの1~2メートルほど後ろを走り、あのままバスが曲がったらタイヤに巻き込まれて死んだかもしれない、とブーは真っ青になっていました。
何故そうならずに済んだかというと、バスが曲がる前に、道路で立ち話をしていたご近所さん達に気付き、今度はそちらに吠えかかるために立ち止まったせいです。
ちっともプチ問題犬じゃないじゃん!
…とはいえ、Dが今度シェルターから自分のところへアダプトしようとしているジョージ君の超問題っぷりなんかに比べたらWillの問題なんて、これでも赤ちゃんみたいなもんです。…と、シェルターの客を威嚇して楽しむ趣味のせいで6年もシェルターから出られないジョージと比べてみても慰めにならない~
この日はさすがに落ち込みましたが、その後お隣の奥さんとも話し合って、今度Dが来たときにはお隣との関係も含めて指導を始めてもらうことになったので、少し希望が出てきました。Dにはすぐこのことをemailで報告して、外でモーター音に興奮しすぎないよう、毎日リーシュ付きで外に出る訓練を始めるように指導を受けました。
1.リーシュのハンドルを右手にもち、私の胸に付けます。
2.左手はその姿勢を保つよう、リーシュをホールド。Willが引っ張っている限りはてこでも動きません。
3.犬がリラックスしたら動いていい。
4.スクールバスが通る間、少しでも冷静でいられたら、そのすべての瞬間を大げさに褒め、普段よりももっと価値の高いおやつを与えまくる。
でも最初のうちはこれもうまくいかないかも、と言われました。なぜなら犬にとって「FREEDOM IS THE HIGHEST REWARD FOR A DOG(犬にとって自由はどんなおやつよりも価値の高いご褒美だから)」とのこと。実際、モーター音を聞きつけてダッシュするWill助には他のものが目に入る余裕はなさそうです。とにかく、半年から1年かけるつもりでゆっくりと小さなステップで進めること。焦って失敗するとまた気の遠くなるような時点まで戻ってやり直さないといけなくなる。
「Remember to keep the sessions SHORT AND POSITIVE! (訓練は犬が楽しく、良いことと思える短い時間で切り上げるのを忘れないで!)」
これも難しいです。長くても3分以内で、っていうことなんですが、3分って、まだ最初の何も動いていない状態だったりして。ようやく褒めることができ始めて、これからっていうところで時間切れ。これは人間側にも(にこそ)辛いんです。そこが犬にとってのポイントなんですけどね。「もっとやりたーい」と思わせて訓練を楽しいものにしていく、ああ、本当に気が遠くなるような道のりです。
ところで、困ったチャンのうぃる之助だけど、実は役に立つこともあるんですよ!
コレールのボウルいっぱいにザクロの実をほぐして持ってきてくれたフーちゃん、私の「こぼさないでね」という言葉がプレッシャーとなったのか、次の瞬間、見事床にザクロのつぶつぶをボウルいっぱい分ぶちまけてくれまして・・・。
号令を待っております。
「お掃除はバキューム犬に任せてくださいでちっ!」
猛烈な働きっぷりに感心しました。ええ、床はあっという間にぴっかぴかです。他に何か、役に立つ道を見つけられるといいんですけどねー。Dには「可愛く生まれて超ラッキーよ、アンタは」と言われております。ハイ
我が家も車、男性に吠えていたので、暖かい日はしばらく裏庭につないで外音に慣らす様にしています.ウチも窓取り替えて外音が殆ど入ってこない状態なので、外の雑音は相当怖いようでした.
オレはそんなに悪人面か・・・?(TT)って吠えられるたび、傷ついてるかもしれないですしね~。
奥さんと話し合われたなら、ゆっくり外堀から埋めていけるかな?それとなくオヤジに経緯とか伝えてもらえたらいいですね。
アメリカの人のブチ切れ具合って瞬間沸騰すごいから、相当なテンションで罵られちゃったかと拝察いたします。災難でしたね、TAMAさん。ヾ(・・*)メゲナイデ
しかし車相手は確かに怖い。。。
お許し出るまでバキューム待機できるなんて、エライじゃないですか~。
「可愛く生まれて超ラッキー」ということは、ジョージくんってラッキーではないお顔なんでしょうか。。。
ちょっと気になる。。。(笑)
Will君の教育は、大変だ・・・
隣りのご主人もビックリされた事でしょうね。。
でも、その後、奥様と話ができて本当に良かったです。
杭を抜いてバスを追いかけてくる姿を見てブーちゃんも心臓が痛かったでしょうね。。。
とにかく無事でよかったです。
実家のシェルティー君も郵便屋さんに吼えるのを止めさせるのに約1年かかったみたいです。
専門知識がない母なので、時間がかかったのかも。。
聞くたんびに、一歩進んで0.8歩さがるって感じでしたけど。 確実に良くなりましたよ。
情況が違うか・・(汗
今年になってやっとデッキでお昼寝出来る様になりました.
まちゃ君もゆっくり頑張れ!
うっかりしていましたが、その通りです。ハロウィンの興奮の余波だったのかもしれませんね。
怖がってビクビク…だと可哀想だけど、人に迷惑をかけないお利口さんだったんですね。うちのチンピラ君はいちいち音や気配に反応しては、電話のベルも聞こえないほどの声で吠えまくりです。
時間がかかりますね。しかも放置してたら改善されないようだし…人間の根気が持つかどうか…
実は翌日謝るつもりで3回訪ねたのですが、出てきてもらえず、やっと外出帰りの奥さんをつかまえました。「普段はあんな人じゃないんだけどね」って。どうやらタイミングが最悪だったらしいんです。オヤジもいつになく疲れていた時だったそうで。申し訳なかったです。今、インヴィジブル・フェンス(近づくと警告音が鳴り、越えようとすると電流が流れる)の導入も考えています。でも興奮したWillがそんなものを気にするとも思えず…。
コマンドはクッキーの何倍も聞けるので、待つことも座ることも寝ることもほぼ完璧なんです。できないのは「自分を抑えること」。難しいですよね。
そうなんです。境界線は芝生の色合い…orz
前庭にフェンスをつけるわけにもいかないから、エレクトリックのインヴィジブル・フェンスを埋め込むべきなのか、悩んでいます。でも、賢い犬は「その一瞬だけ我慢すれば自由が手に入る!」って覚えちゃって無意味だったりすることもあるらしくて。
手を出されたりしなくて良かったです。でもわざわざエンジンを止めて怒鳴って来ました。ああ、思い出しても落ち込む…
ザクロはもちろん種ごとですよー、こっちは人間もそうみたいです。ブドウも種ごと、皮ごと食べちゃうし(笑)。
アメリカで、もっと荒っぽい地域だったらそれこそその場で銃殺されていても仕方なかったですね。敷地に侵入して邪魔したわけだし。ここ、奥さんがいつもナイスで、犬のことでも理解があるので助かります。
油断していました。予測のつかないことをしてくれる、ってことをよく肝に銘じておかないと。
やはり、こちらも「半年から1年は覚悟してね」って言われてますよ。
それにしても、スクールバスに喧嘩をふっかけて、一体何をどうしようと考えているんでしょう、このチビ助は???