見出し画像

紙を彫る。紙で染める。

土鍋と冬の台所

何年ぶりの大寒波☃

型紙修業のため鈴鹿に越し来て13年。

初めての積雪量と寒さに戸惑っております。

鈴鹿は🚗スタッドレスタイヤもタイヤチェーンも持ってる人が少ないのではないかという雪の少ない地域。

ちょっとした積雪で色んな影響があったようです。

各地の皆様におかれましても、雪害などございませんようにと祈っております。
☃☃☃


我が工房でもこの寒さを何とか凌ごうと、昨年秋に伊勢型紙の一大イベント「匠の里伊勢型紙フェスタ」で作ったきのこ柄の土鍋

これを毎日のように使い
鍋料理で暖を取っています。
↑焼成前

↑焼成後

蓋部分にこれでもかと型紙きのこ柄を染め付けた(迷作)力作です。
火にかける本体に黒をチョイスしたのは正解でした。

焦げ付きやシミが目立たないので火の番が下手な私でも、長くかっこよく使えることでしょう😁✨

型屋2110にとって自炊は
買った食材が何とか食べられればいい
程度にしか考えていないので、料理の状態の映え写真は不可能でした。

1枚きりですがせめてきのこ鍋の写真を....

※何故床置きなのかとかは考えてはいけない

《土鍋使用記録》
海鮮だし鍋(昨年からの居残り)
きのこ鍋 
鶏団子鍋豆乳コンソメ
鶏団子鍋豆乳めんつゆ
カレー鍋
シュウマイ中華だし鍋
水炊き
鍋焼きうどん

市販の鍋専用つゆはほとんど買わず、思いつきで作るポイズンクッキングのわりに美味しく食せているのでありがたいことです。
(味にうるさく無いとも言う)

具材はあまり変化がなく、料理としては貧相ですが、

自分で作った土鍋で食べるときちんと食事を取ったな〜、美味しいなあ〜という充実感が強く感じられました😄

食卓を整えるって大事ですね。




さて、今工房兼住居とさせていただいている親方のお宅は、通気性抜群の平屋一戸建て。

食べ物や飲み物でを取っても、作業部屋以外はキンキンに冷えています。

台所ももちろんのこと。

昨日は、
洗おうと炊飯器から外したお釜がホカホカ
また、胸に抱えるのに丁度良いサイズだったので

抱えた瞬間

(私がずっと求めていたのは)
 君だったのか!
 一緒に暮らそう!」
無意識にこの言葉が口をついて出ていました。



私の人生でプロポーズが口をついて出たのはこれが初めてです。

しかしここは冷え切った台所。

あっという間に私の両手の中で熱を失っていくお釜...

瞬間的に湧き上がった私の思いも、一緒に熱を失ったようでした。

「そっか。もう同居してるわ...」

寒さのため混乱していたようです。

その後は粛々と流し台で食器洗いを済ませ、急いで温かい飲み物を持って作業部屋に戻りました。

ちなみにこのくだり、あえて説明する必要はないと思いますが全て独り言です。(合掌)


皆様も刹那のぬくもりに飛びつかず冷静なご判断を。
どうぞ温かくしてお過ごし下さいませ。
では良い1日を〜(-o-)/
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「制作日誌」カテゴリーもっと見る