見出し画像

紙を彫る。紙で染める。

-紋様が生まれるとき-ヤマトヒメ更紗

10月28日よりついに始まりました!
凛の集い!
えらいこっちゃ!わあああっっ!!
👏😆🤘😆🙌😆👏

伊勢の地に天照大御神を招いた女神さま倭姫命(ヤマトヒメノミコト)を祀る
倭姫宮御鎮座100周年を記念して
奉祝企画展の真っ最中です💨💨

お祭りモードのため、
普段の-紋様が生まれるとき-シリーズとは少々テンションが違います!

ご容赦ください!
(普段を知らない?
 ですね、すみません😇)

さて(冷静に)
凛の集いですが
型屋2110は女性職人グループ凛九の一員として参加させていただいています。

今回の企画展には倭姫命をテーマに、
凛九メンバー9人工芸それぞれで作品を制作しています。

10月27日搬入の際は全員の作品が一度に会しました!

それぞれのSNS投稿で制作の様子のを見ていたため、完成品を目の当たりにできてとても楽しかったです!😍

みんなそれぞれの工夫を凝らし、
新たな挑戦もして、
堂々たる完成品たち✨

また、それぞれにとっての倭姫命らしさの解釈が面白いくて😊
それがどう作品に活きたかを是非本人から話を聞いてほしいです💓

ただ
なかなか全員が集まることはできず😅
9人いるのをそれぞれ会場で捕まえるのはけっこう難しい...🙄
(ご来場のたくさんの皆さんとお話できるよう上手く立ち回れず、いつもすみません...)

そこで必ず本人から解説を聞けるという点でおすすめしたいのが直会の宴です。


倭姫宮ご鎮座100周年記念 直会の宴
(なおらいのうたげ)

アフタヌーンティーを楽しみながら、倭姫宮ご鎮座100周年をお祝いする直会の宴を開催いたします。
倭姫命が巡った地域と、その地域の工芸を通じて倭姫命にまつわる作品を制作した女性職人グループ「凛九」9人全員が参加し、それぞれの制作エピソードなどをお話させて頂きます。
伊勢の地ビールや地酒もお楽しみください。

日 時:令和5年11月5日(日)
受 付:14:30~
    (開催時間15:00~16:30)
会 場:おかげ横丁 はいからさん
参加費:お一人様5,000円込(40名まで)
    軽食、フリードリンク、おみやげ付き
ドレスコード:着物(和服)
催しの趣旨や雰囲気をよりお楽しみいただくため、着物姿でのご来場をお願いしております。

着物のレンタル・着付けも承ります。
着物のレンタル・着付けについてのご相談
電話番号 0120-454-865 
「レンタルきもの事業部 綾野宛」

お問い合わせ (10:00~17:00)
おかげ横丁催事企画部 電話0596-23-8827
主催/株式会社 伊勢福 
協力/すかや呉服店  

ご予約は2日前の11/3(金)17:00までにお願いいたします。

▷その他詳細とご予約

えええー着物ー!??
という方も大丈夫!
おかげ横丁では普段から気軽に着物をレンタルできるサービスがございます。
3,300円で地元伝統工芸品を活かした本物の着物を気軽に体験できます。
この価格で、伊勢木綿や伊勢型紙で染めた普段着物を着られるのは他にはないサービス。

和装も着用シーンは色々。
今回はカジュアルなお出かけ着的な和装ドレスコードです。
ぜひお気軽にご参加ください♪♪😄

私も恥ずかしながら今回製作し、完成したばかりの倭姫命着物を着用しての参加です...。マイナスキャンペーンになるおそれも多分にございますが😰
どうぞお察し頂ければと思います。(爆死)

と、という事で(^^;)
皆様とお祝いできるのを楽しみにしています!

ここまで読んで
そもそもヤマトヒメ誰やねん、という方はこちらのブログを!






よーーーし!
イベントの告知も無事にできたことだし?(や、1人爆死したよね)

やっと紋様解説に入りたいと思います!
ᕙ⁠(⁠@⁠°⁠▽⁠°⁠@⁠)⁠ᕗ


9人9工芸で表現した倭姫命(ヤマトヒメノミコト)
私と有松鳴海絞りの大須賀さんは、それとは別にすかや呉服店さん協力のもと
倭姫命をテーマにした着物とそれに合わせる絞りの帯を制作させて頂きました。


3柄制作させて頂いた注染着物のなかの1つ。
『ヤマトヒメ更紗』

(直会の宴では私以外の凛九メンバーが着用予定です。絞り帯も合わせます。た・の・し・み🔥)


ヤマトヒメは倭姫命。

更紗ってなに?
という話。

更紗はインド発祥の木綿の布。
繊細でエキゾチックな模様は15〜16世紀頃には各国広まって行きました。

日本に伝わったのは16〜17世紀頃。

日本やヨーロッパでも人気は高く、それぞれ和更紗やヨーロッパ更紗と言った 各国の職人がこぞってその模様を再現し
さらには独自の発展を遂げました。



更紗の異国情緒に島国日本の人々はノックアウトされたことでしょう😍
2023年を生きる私も当時の日本人と大して変わらないようで、
このなんだかわからない模様たちになぜか胸が高鳴るのです😍

更紗は生まれた国を旅立ち、世界中に渡り、大きな影響を与えました。

倭姫命も天照大御神の代わりとなる御神体の八咫鏡などを携え、聖なる地を求め、長い年月かけて旅(巡幸)をなされました。

旅する模様と旅する姫をかけたのが
ヤマトヒメ更紗です。

更紗紋様には定番の何だかわからない(失礼な)動物や植物たちに八咫鏡をひそませ、模様化。
神々の庭の花々や鳥獣と称すべきか。

更紗を縁取るのは菱つなぎ。
菱つなぎは無限に広がり、不断長久を願う紋様です。
天皇より使命を託された御巡幸。
国の繁栄を願う倭姫命の願いと重なります。


解説すると長くなってしまいますが、
なんかモチーフは良くわからん不思議な模様だけど、かわいいよね!!😆
着てみたい😍
と思って頂けたらそれだけでめちゃ嬉しいです。

こちらの模様は倭姫命着物だけでなく、倭姫命個人作品としてアートフレームにも登場させました。

模様を少し縮小して型を彫り、型紙の繊細な美しさを強調してみました。



まとえる美しさと
眺めて癒される美しさ

ヤマトヒメ更紗は両方を作品化できた幸せな模様です。

ぜひ会場にてご覧いただければ嬉しいです。

倭姫宮御鎮座100周年記念 奉祝企画展
〜凛の集い〜
日時/令和5年10月28日(土)~11月5日(日)10:00~17:00
場所/伊勢内宮前おかげ横丁 伊勢路名産味の館2階「大黒ホール」

▷詳細 おかげ横丁イベントページ

令和5年 倭姫宮ご鎮座100周年奉祝企画展「凛の集い」 - 伊勢志摩への旅行・観光なら伊勢神宮内宮前おかげ横丁

「凛」とは、りりしい、身や心がひきしまっているさま。 天照大御神の御杖代としての巡行、そして、果たされた使命。 古の倭姫命のお姿に想いを致し、その精神を受け継ぐべ...

伊勢志摩への旅行・観光なら伊勢神宮内宮前おかげ横丁



展示会は11/5まで
会場限定の作品を数多く展示販売していますのでこの機会をお見逃し無く💨💨

では今回はこの辺で!
残りの会期もメンバーと楽しみたいと思います♪
皆様良い1日を〜(^o^)/
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「制作日誌」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事