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紙を彫る。紙で染める。

映画『一献の系譜』鑑賞会

ぽかぽか陽気のひなまつり
家の中は寒いけど車の中は暖かい☀
車の中に住みたい...

さて、今日は鈴鹿市内で石井かほり監督の映画を見てきました。
『一献の系譜』
能登の酒造り職人のドキュメンタリー映画です。



自分の中で納得いく酒を追い求め
極めること、伝えること、育てることの
面白さや難しさを
大変共感しながら観覧しました。

自然の豊かな恵みのもと生きる能登の人々。
農閑期に酒造りに従事する兼業農家の蔵人や杜氏(とうじ)が能登の自然と共生し、
酒造りにおいても、自然の申し子である目には見えない麹菌と半年におよぶ1本勝負を命がけで行う様は
とてもノンフィクションと思えない、濃すぎるほどの人間臭さにあふれていました。


伊勢型紙も最初は農業や漁師の兼業だったそうです。

濃すぎるほどの熟年層(笑)に影響を受けながら、酒造りの若手がだんだんと自分の道を見つけていく様子に自分を重ね、励まされたような気分でした。

とはいえ、記録された酒蔵の方々は、今回の震災で非常に大きな影響があったと聞きます。

どれだけ熱意や努力があっても、場を失ってしまっては作りようがありません。。。

被災地域には末永くエールを送りたいと
改めて思いました。



その帰り道。

後輩の丸田さんの型紙がはじめてお客様のもとで反物になった!と吉報を受け、
お祝いにケーキを買って彼女の自宅に唐突に配達してきました。



脳裏には
「こんだけ出来れば上等だ」と、弟子の成長を喜ぶ能登の杜氏や亡き親方の顔が浮かびました。

(人に言えるほど私もうまくありませんが😅)
正直技術面では多少課題が残る型紙ではありました。しかし技術なんて真面目にやってさえいれば伸びるものです。
技術は親方が教えてくれます。

「彫り上げた型紙をお客様に求めていただき、反物にしてもらうこと」は型彫り師として一番嬉しい瞬間です。

これを実現したのは他の誰でもない丸田さんの模様選びの感性や普段の発信とブランディング、外での人脈作りを始めとする営業活動の成果だと思うのです。

それを考えたらふつふつと、
これはすごいことなのではないか!
めでたいことなのではないか!と一人喜びをかみしめるに至ったのです
トイレで。←言わなくていい。そりゃ1人だわ


伊勢型紙の若手が成長するのは誰であっても嬉しいですが、特に身近な後輩であればなおさら嬉しい!!

親方も絶対喜んだと思うので配達分以外にもケーキを買ってお供えし、私は自分の分も買って....
今日の夕飯はケーキ2個。

以上が私が今日ケーキを2個食べてもいい理由でした。

終わり


いや、そんな話だったっけ

えーと、終わり。



といった所でまた次回。
皆様良い1日を〜(^o^)/
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