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オカンとチビの会話2 「タラントのたとえ」(ミカエル森 作)

2022-09-05 12:55:28 | 日記
オカンとチビの会話2 「タラントのたとえ」
                   
チビ「オカン、神さまって商売しろ言うんやけど」
オカン「商売?」
チビ「いくつかタラントやって、自分のおらんうちに イッチ稼いだやつが
        優勝ゆうねん」
オカン「マタイ25章か?」
チビ「おれ商売とかコドモやから無理」
オカン「優勝とかないぞ」

チビ「でも 稼がんやつは追い出されるゆうねん(´;ω;`) 」
オカン「うーん」
チビ「あれ、だからオトナはみんな働くんか?」
オカン「働かんと 食べて行けんやろ」
チビ「なんか、働くっていやや」
オカン「何ゆうとるんや」
チビ「なんか怒られてむりにめんどい事する感じや」

オカン「めんどいはめんどいもあるがそれだけやないわ」
チビ「俺なんかいやや  でもやらんと怒られるんなら 適当するしか
         ないんかな」
オカン「こら それが3人目の1タラントの奴の考えやないか」
チビ「え」
オカン「まあええわ、ちょっと待て  そもそもそれはたとえ話やけど意味
         あるんやで」

チビ「意味」
オカン「その主人はな  大金持ちや  1タラントってどのくらいのもんかと
         言うと イエスさまのころは60㎏位の黄金 約12000枚の金貨と
         神父さんがゆうとった」
チビ「60㎏」
オカン「お前今30㎏やろ、お前2人分や」
チビ「うわー」
チビ「5タラントでチビが10人分の金やな」

チビ「そんなあったら 働いていらんやん」
オカン「自分の金ではないがな」
チビ「あ、そうか」
オカン「稼いだあと、どうなったか覚えてるか」
チビ「ほめられてるん」
オカン「そうやな ”少しのものに忠実だったからもっと多くのものを
         まかせよう ” とな」
チビ「おれ10人分の黄金が少し、っていうのはすごすぎのお金持ちやな」
オカン「そうやなあ、この話しでは神さまのことやで」
チビ「うん、カテキスムのおばちゃんもそう言うとった」
オカン「神さまは人間に それぞれごっつい恵みをやって さあやってみろと
         励ますんや うるさく口も出さんと 距離もとってな」
チビ「そーしゃるですたんか?」
オカン「見守ってるから ほっとくわけではないで」
チビ「世界の大金持ちは  神さまからそうやっておれ10人分の金を
        もらったのか?」
オカン「金と言うのはたとえやな ものすご大きい恵みという事や」


チビ「たとえなら ほんものは何やと?」
オカン「金より値打ちのあるもんや」
チビ「何や」
オカン「まず  命や身体やな」
チビ (ーωー)
オカン「何や」
チビ「オカン何かそういうのずるい」
オカン「何がずるいんや」
チビ「そういうの皆持ってるやん、特別な金みたいなんと違う」


チビ「神父さんもな タラントはタレントの元の言葉やゆうてな
  神さまからもらった才能大事にせえゆうた」
オカン「そういう意味もあるな」
チビ「おれらふつうやから、タラント無いやん
         うちの大聖堂のミカエルおばちゃんとかオルガン弾いたり歌ったり
         ああいうのタラント違うのか」

オカン「そういうものもあるが  なかなかそればかりではないわ」
チビ「おれ算数きらいやけど  ちょっと走るのはやいんや
はしってだれかになんかとどけたりせんといかんの?」
オカン「そうやなあ  でもお前 命と健康がそんなに安いもんやと思うのか?」
チビ「だって 当たり前やん」

オカン「(`・ω・´) 当たり前やないぞ タナカのおっちゃん見てみい 
        パーキンソンでよう歩けんやないか」  
チビ「だって病気やん」
オカン「病気無いのは大したもんやぞ 」
チビ「うーん」
オカン「タナカのおじちゃんみたいになってみるか?」
チビ「(;´・ω・) えーいやや」

オカン「そういうええもんをもらってるなら よう使えという意味もあるん」
チビ「そうかー」
オカン「うちのオトンもよう使ってるで」
チビ「オトンふつうのおっさんちがうんか  タラントもってるんか?」
オカン「命とか金出しても買えん」
チビ「うー」
オカン「ふやしているでw」

チビ「えっ」
オカン「オトンの黄金は 家族なんや」
チビ「?」
オカン「お前とわし 女房コドモや」
チビ「え」
オカン「命増やしているやろ?またそれを育んでいるぞ」
チビ「えー」
オカン「お前はオトンの命より大事な宝やぞ」
チビ「えー////」→

オカン「それとなあ、タラントは神さまの信頼の証拠ぞ」
チビ「しんらい」
オカン「お前ならようやってくれると信じて 持たせてくれるんやな」
チビ「1タラントだけもらってジメンにうめたやつもか?」
オカン「そう」
チビ「神さまみんなお見通しちがうんか」

オカン「そうなんやが人間とは違う」
チビ「ジメンにうめるやつ知っててタラントあげたんか」 
オカン「わしらなら結果わかってたらその結果やが、神さまは結果分かって
         ても結果変わることあるん」
チビ(・ω・)

チビ「オカン、なんかむずかしい」
オカン「神さまは神さまということや」
オカン「ともかく神さまに預けられたものはよう使いまわさんといかん
         もうけて返せば神さまと喜べる」
チビ「神さまと」
オカン「神さま喜ばすとえらいことになるんやで」
チビ「えらいことか?」
オカン「天できろ、地もできろ言うただけで宇宙ができる方やぞ 
         喜んだらどないなると思う」

チビ「し、知らん」
オカン「こないだお前 算数で100点とったらオトンがよろこんでお前
         肩車してラジコンカー買いに連れてったやろ」
チビ「///うん」
オカン「オトンでああやから、神さまやったらものすごいことになる」
チビ「////」
オカン「はり切ってええんや」

チビ「おれ、何すればいいんやろ」
オカン「神さまのいうことようきいて ええ事にはげもうな」
チビ「(`・ω・´) こないだ教会のおばちゃん  愛やいうとった」
オカン「え」
チビ「おれ、オカンもオトンもものすご好きや」
オカン「そうかw」
チビ「おれはオトンのタカラでっておれもオトン好きや」

オカン「分かった分かった」
チビ「ほんまやでそれでオカンもものすご好きやって」
オカン「ありがたいなw」
チビ「あとはどうしたらええかな」
オカン「裏のサトルくんとはもうケンカせんようになw」
チビ「うーん」

オカン「(笑) お前な、もし儲からなくてもな 神さまから逃げる事はないんや」
チビ「もうからない?」
オカン「どうも増えてないと思っても 神さまがくれたタラントが良くないもん
  やったとか無理いう神さまとかアカンとか思うことない」
チビ「そんなん思わん」
オカン「そんならええ」

チビ「・・・オカン、もしもうからなかったら 神さまおれをおいだすか?」
オカン「追い出す?」
チビ「暗い外に放り出せって」
オカン「ああ あれ」
チビ「(´;ω;`)おれ、おれ神さまにおいだされるのいやや
ぜったい  いやや」
オカン「まあたこの子は何を泣くんや,大丈夫や お前はいっぱい稼ぐで」

チビ「ほんまか」
オカン「ほんまや  証拠は…お前なんで追い出されたくないんや」
チビ「…だっておれカミサマの…」
オカン「何や」
チビ「神さま好きやもん (`;ω;´)嫌われるのいやや」
オカン「そんなに好きか」
チビ「うん」

オカン「そんなら大丈夫や 3人目の奴は 神を愛していなかったので 
         始めから間違ってしまった」
チビ「まちがう」
オカン「神さま好きなら恐くもないしはりきって喜んで働く」
チビ「うん」
オカン「親喜ばせよう思うのは一番の親孝行や」
チビ「ふーん」
オカン「だから 喜んでもらいたい思うのが もう大きな1歩。だから大丈夫
  神さま大好きいつも思うとき。 まずそこからや」

(玄関のベルの音)
チビ「あ、オトンかえってきた  オト――――――ン」(ダッシュ)
オカン (笑)
チビ「オトン@$*%&^S#r2△!!!」
(玄関で大笑いとドタドタという足音)
オカン「そのうち お前には 私達よりももっと大事なものが出来る
         それが神さまの祝福を受けるものである事をわしは祈って
         いるからないつも お前のために、神がお前とお前のわざを
         よろこんでくださるように」

オカンとチビの会話3 「目覚めていなさい」




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